2021.11.15

注意や指摘をされるとイライラする心理と対処法|上司に腹が立つときに

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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上司に注意されて、思わずムッとしてしまう。頭では分かっていても、指摘されるとイライラが収まらない。そんな経験は、多くの人にあると思います。

この記事では、注意や指摘をされると腹が立つときの心の動きを整理したうえで、その場での対処法と、あとから気持ちを整える方法、状況に合わせた上司との向き合い方を紹介します。

01

ムッとしてしまうのは、悪いことではない

まずお伝えしたいのは、上司に指摘されてムッとすること自体は、悪いことではないということです。上司と部下といっても、人と人との関係です。言われ方や状況によって気持ちが揺れるのは、自然なことです。

問題になるのは、ムッとしたあとの行動です。その場で言い返してしまう、気持ちを引きずって仕事が手につかなくなる、上司を避けるようになる。こうなると、指摘の中身とは関係なく、自分が損をしてしまいます。大事なのは、感情をなくすことではなく、感情とどう付き合うかです。

02

指摘されるとイライラする心理

イライラは一つの感情に見えますが、その裏には悔しさや悲しさ、不安といった別の気持ちが隠れていることがよくあります。指摘されて腹が立つとき、心の中では次のようなことが起きています。

1

自分を否定されたように感じる

指摘されたのは仕事のやり方なのに、自分という人間を否定されたように受け取ってしまいます。仕事に真剣な人ほど、起きやすい反応です。

2

頑張りを見てもらえていないと感じる

自分なりに工夫していたのに、足りないところだけを言われた。努力に触れてもらえない悔しさが、怒りになって表に出ます。

3

自分でも気づいていたことを言われた

薄々分かっていたところを突かれると、人は身を守ろうとします。図星だったからこそ、強く反発したくなることがあります。

4

言い方や場面が引っかかる

人前で言われた、きつい口調だった、本人から直接ではなく人づてに聞かされた。内容には納得できても、伝え方のほうに腹が立つことは少なくありません。

5

疲れていて余裕がない

忙しさや寝不足が続いていると、ふだんなら受け流せる一言にも反応してしまいます。イライラの原因が、指摘そのものではないこともあります。

03

イライラしたその場での対処法

指摘を受けたその瞬間に、気持ちを落ち着かせるための方法です。

その一

すぐに言い返さない

カッとしたときに口から出る言葉は、たいてい後悔します。言い返したくなったら、まず一呼吸置きます。それだけで、反射的な一言を止められます。

その二

メモを取りながら聞く

言われたことを書き留めていると、意識が感情から内容に向かいます。上司にも、真剣に聞いているという姿勢が伝わります。

その三

内容と言い方を分けて聞く

言い方がきつくても、言っている中身は正しいことがあります。頭の中で、何を言われたのかと、どう言われたのかを分けて受け取ります。

その四

その場で結論を出さない

納得できないときは、無理にその場で受け入れたり反論したりせず、一度持ち帰って考えます、と伝えます。分からない点は、具体的にどこを直せばよいですか、と確認しておきます。

04

あとから気持ちを整理する

少し時間をおいて気持ちが落ち着いたら、何にムッとしたのかを考えてみます。いきなり解決策を探すより、まず自分の気持ちと向き合うほうが、次の行動を決めやすくなります。紙に書き出すと、頭の中だけで考えるより整理がつきます。

書き出してみる三つの問い

1

何を言われたのか。言葉どおりに書く

2

腹が立ったのは、内容か、言い方か、場面か

3

指摘の中に、当たっているところはあったか

書き出してみると、カッとした理由が意外と小さかったと気づくこともあります。反対に、内容には納得していて、言い方だけが引っかかっていたと分かることもあります。原因が内容にあるのか、言い方にあるのかで、次にとるべき行動は変わります。

05

状況別、上司との向き合い方

気持ちを整理したら、状況に合わせて行動を選びます。

1

指摘事項を受け入れる

指摘の内容に心当たりがあるとき

指摘には、何かしらの理由があります。悔しくても、当たっているところは素直に認めて、直せるところから直します。次に同じ仕事をしたときに、直したことを上司に伝えられれば、関係も変わってきます。

2

指摘方法への不満を伝えてみる

内容には納得できるが、言い方がつらいとき

上司が、自分の言い方がきついと気づいていないこともあります。関係にもよりますが、落ち着いたときに、指摘への感謝を添えて伝えてみる方法もあります。

3

本人に直接確かめる

人づてに注意されたとき

人を介して聞いた話は、伝わる途中で中身や温度が変わっていることがあります。気になるときは、上司に直接、どういう意図だったのかを聞いてみます。

4

聞き流すというスキルを持つ

自分に非がないのに、指摘が続くとき

すべてを真正面から受け止めていては、心がもちません。ただ、聞き流すことは、その上司との関係をよくすることをいったん諦めることでもあります。使うのは、ほかの方法を試したあとの最後の手段にしておきます。

言い方への不満を伝えるときの例です。

避けたい言い方

そんな言い方しなくてもいいじゃないですか。

言い換え

いつもご指摘はありがたいと思っています。ただ、強い口調で言われると内容が頭に入りにくくなってしまうので、少し落ち着いた形で伝えていただけると助かります。

避けたい言い方

みんなの前で言わなくてもいいですよね。

言い換え

直すべきところは直したいので、次からは二人のときに教えていただけますか。

避けたい言い方

なんで直接言ってくれないんですか。

言い換え

先日の件、Aさんから伺いました。ちゃんと理解しておきたいので、少しお時間をいただけますか。

なお、人格を否定する言葉や、大声での叱責が繰り返されるような場合は、指摘の範囲を超えています。一人で我慢せず、社内の相談窓口や信頼できる人に相談してください。

まとめ ムッとしすぎず、仕事に楽しさを

注意や指摘をされてイライラするのは、自然なことです。その裏には、否定されたように感じる気持ちや、頑張りを見てもらえない悔しさが隠れていることがよくあります。

その場では、すぐに言い返さず、メモを取りながら内容と言い方を分けて聞く。落ち着いたら、何に腹が立ったのかを書き出してみる。原因が内容なら受け止めて直し、言い方なら落ち着いて伝えてみる。

上司も、部下を指導することに悩んでいることが少なくありません。指摘を受け止めて直したことを伝えられれば、上司との関係も、仕事の進めやすさも変わっていきます。

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