研修の概要
本研修は依頼者の期待にそう企画の提供を目的に、情報を収集しながらアイデアを駆使し企画立案をするビジネスシミュレーション研修です。受講者はチームに分かれ、シャッター通りとなった商店街の再生案を考えます。
研修は企画を立案する制作フェーズと各プロジェクトの成果発表と最も優秀な提案をしたプロジェクトを決定する発表フェーズに分かれ、受講者は、課題を解決しながら、研修の目的である自身のタスクを遂行していきます。
制作フェーズでは、情報収集の面白さやその効果的な活かし方、タスク管理、コスト意識、それらを統括して必要とされる協働意識が刺激されます。また、発表フェーズでは、内省による達成度の整理が行われ、研修の学びが濃度を増して定着していきます。
研修の目的
チーム活動へ与える効果と影響を体験的に理解する。
研修の特長
研修の流れ
動画によるルール説明
1ミッション
シャッター通りとなった『晴々駅前商店街』の再生計画を立案する
※『晴々駅前商店街』は、研修内に登場する架空の商店街です。
2プロジェクトで行うこと
1.スケジュール会議の運営 | タスク及びスケジュールを整理する |
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2.プロジェクトの実行 | 問題提起・現状分析・情報収集を行い、問題解決策を企画書にまとめる |
3.レビューの実施 | 自分やチームの行動について振返りを行い、学びを抽出する |
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・PC・スマートフォン、タブレット類を駆使し、情報を入手する
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・与えられた予算を使用し、問題解決のヒントとなる情報カードを入手する
主要登場人物紹介
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小野寺雄吾(39歳)
プロジェクトマネージャー
明るく情熱的な性格。仕事に取り組む真っすぐな姿勢には社内外問わず、多くのファンがいる。困難なプロジェクトであっても、決して弱音を吐かず、成功へと導く若きリーダー。
趣味:神輿担ぎ -
原田哲夫(65歳)
晴々市駅前商店街 組合長
晴々市で生まれ、晴々市で育った生粋の晴々市民。自分を育ててくれた晴々市そして晴々駅前商店街を元気付けたいと思い、10年前から組合長を務める。昔気質な性格だが面倒見がよく、組合員から慕われている非常に優しい人。
趣味:釣り -
渡辺良一(44歳)
晴々市 市長
生まれは東京だが、大学生の頃に訪れた晴々山の絶景に感銘を受け、晴々市のファンとなる。以来、毎年晴々市を訪れていたが、徐々に失われていく市の活気に懸念を抱き、市長に立候補し当選。今期、2期目を迎えた。柔軟な発想と行動力が持ち味。
趣味:登山
カリキュラム
時間 | 学習項目 | 学習のポイント | 手法 |
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9:00 | 1.オリエンテーション |
●研修の目的・ねらい ●プロジェクトとは何か(プロジェクトの特徴、プロジェクトの流れ) ○プロジェクトメンバータイプ診断 ○メンバーポリシー設定(チームに貢献するために掲げるポリシーを設定) |
講義 個人ワーク グループワーク |
2.プロジェクト前半 |
●スケジュール表の作成(タスク・担当者・納期を明確にする) ○スケジュール会議(タスクの考察、スケジュール表の作成) ○プロジェクト実行(企画立案、情報収集、企画書作成) ○中間レビュー -チームレビュー:スケジュール進捗、課題発見・解決 -パーソナルレビュー:メンバーポリシー、相互フィードバック ●後半に向けて(効率的に情報を集める、アイデアを創出する) |
グループワーク | |
3.プロジェクト後半 |
○スケジュール会議(タスクの考察、スケジュール表の作成) ○プロジェクト実行(企画立案、情報収集、企画書作成) ○成果発表 ○最終レビュー -チームレビュー:スケジュール進捗、課題発見・解決 -パーソナルレビュー:メンバーポリシー、相互フィードバック |
グループワーク | |
17:30 | 4.今後に向けて |
○今後に向けて(行動宣言) ●研修のまとめ |
講義 個人ワーク グループワーク |
動画
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オープニング
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ルール説明
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市役所訪問
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エンディング
テキストイメージ
推奨環境
業界業種 | 不問 |
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受講対象 | 新人、若手 |
所要日数 | 1日間コース(7.5時間)※昼食休憩除く |
受講者数 | 1クラス最大30 名(6 名×5 グループ) |
想定時期 | 入社時、入社6ヶ月~12ヶ月後、プロジェクト配属直前、入社2年目、3年目 |
本研修では、ノートPC・スマートフォン・タブレット類を使用して、受講者に自由にインターネット検索をしていただきます。
お客様でご準備いただく備品
【必須】ノートPC・スマートフォン・タブレットなど ※インターネット接続、受講者の私物で可
【必須】プロジェクタ&スクリーン ※受講者用PCと接続できるもの
受講者用ノートPC、ポケットWifiなどは有料でご用意することも可能です
研修の開発背景
1990年代以降、プロジェクトの概念は官民問わず広く用いられるようになりましたが、その後現在に至るまで、IT技術の革新や経営のグローバル化、また国内市場の成熟や年齢別人口の推移等により、ビジネス環境は激しく複雑に変化しました。
今日、プロジェクトは混沌とした市場を背景に散発的に発生し、その規模も大小様々に存在しています。
プロジェクトの目的はかつての構築型から主に課題解決型となり、難解で捉えどころなく変わっています。
一方で、人材の流動化が進む近年、企業・組織が市場の要求に応えるだけのプロジェクト力を育成する時間は決して十分ではなく、優秀なプロジェクトマネージャーの育成・獲得は組織における人材戦略の重要課題の一つです。
そのためプロジェクトマネージャーを対象とした研修サービスが必要とされ、数多くリリースされています。
しかし、既知のとおりプロジェクトは複数人、複数組織で構成されており、それぞれのスキルの相乗効果がチーム成果につながります。
そこでヒップスターゲートはプロジェクトの構成メンバーに注目しました。
本研修は、新人・若手研修で培った知見と実績を活かし、ゲーミフィケーションを取り入れた実践的な研修として設計し、メンバー個人の役割認識とスキルの向上を通してチーム力の底上げをはかるものです。
ゲーム型研修にすることで、講義によるインプットだけでなく、プログラム進行時の受講者とチームの関りや成果発表としてのアウトプットが実現し、受講者は“分かる”と“できる”の違いを強く認識することができます。