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2021年度新入社員の傾向と特徴

2021.09.10

ヒップスターゲートは、2021年度4月~6月の期間、約4,000名を対象に新入社員研修を実施いたしました。
そこで、
登壇した講師からのコメントを分析した結果、「2021年度の新入社員の傾向と特徴」が見えてきましたので、ご紹介します。 今後のOJTの参考になれば幸いです。

世代としての傾向と特徴

1998年頃に生まれた2021年度の新入社員は、どのような特徴があるのでしょうか?

ご自身の世代の感覚を思い浮かべながら比較してみると、より違いが明確になるかもしれません。
それではさっそく詳しく見ていきましょう。

オンラインに慣れている

学生時代から授業や就職活動でオンラインを活用してきたため、ツールに慣れている世代といえます。新たなツールを取り入れることにも抵抗がなく、効率的に作業を進めるために、オンライン共有しながらメモを取るなどのアレンジも可能です。

すでに社会人生活を送られていた方は、リアル中心のコミュニケーションからオンライン中心のコミュニケーションへ移行し、慣れるまで時間が掛かったのではないでしょうか。しかし彼らは、オンラインがもはや主です。したがって仕事でのオンライン活用もスムーズだといえるでしょう。

テキストコミュニケーションに強い

学生時代から授業中の質問はチャット機能で行ったり、様々なチャットツールに慣れ親しんでいる世代のため、テキストコミュニケーションに強い世代と言えます。テキストから内容を理解することに長けているといえるでしょう。

ひとつの文章に意味を込め、丁寧にその内容を読み取るという観点では、コミュニケーションにおけるテキストを特に大切にする世代ということもできるかもしれません。

吸収力が高い

自身が「知らない」状態に陥らないよう、教えられたことは素直に吸収する力を持っています。これは、「知らない状態を不安に感じる」ことが大きな原動力になっていると推測できます。

また、「知らない」隙間部分を作らないために、丁寧かつ細かな指導を求めます。納得いくまで質問してくれるため、教える側はどこまでを理解してくれていて、どこからを理解していないのか把握しやすいともいえます。

一度吸収したことは疑わず、素直に取り組むことができる点は、大きな特徴といえるでしょう。

キャリアの軸はプライベート

「バリバリ働きたい!」「寝る間を惜しんで働きたい!」といった仕事中心の考え方ではなく、プライベートを軸にキャリアを考えています。

彼らは、仕事だけを順調に進めることに興味・関心が低く、あくまでも私生活とのバランスを上手く取って働きたいという意見が大半を占めます。プライベートの志向が強くなるため、「結婚したい!」「家庭を持ちたい!」といった声も多く聞かれます。

安定志向

学生生活や就職活動が、新型コロナウイルス感染症の影響を受けていることもあり、現実的な思考を持っている世代といえます。あっという間に、先のことが見えない世の中になりました。その中で彼らは学生生活を終え、社会人となったため、夢見がちな思考ではどうにもならないことがあると理解しています。

結果として高いストレス耐性を持ち、万が一にも備えられるよう、安定性を求める志向が強くなっています。

世代に見える懸念点とその関わり方

続いて、世代に見える懸念点をご紹介します。 

キーワードは「心理的安全性」

自分が伝えたことを拒絶されることなく、自分が言ったことは正しいと肯定してくれるといった「心理的安全性」は非常に重要です。

SNSと共存してきた世代のため、コミュニケーションにおいて「いいね!」という共感は必須事項です。世代が異なれば、「共感しあえるコミュニティで情報発信をしているからでは?」と感じるかもしれませんが、彼らにその理屈は通用しません。発信内容は「いいね」と肯定してもらえることが、一般的だからです。

会社というコミュニティも、安心・安全だという認識を得ることができなければ、彼らが心を開くことはありません。まずは「いいね!」という承認のコミュニケーションを行うことが、関係性構築において非常に重要な要素と言えます。

まず「答え」を知りたい

この世代がまず知りたいことは、問いや課題に対する「答え」です。上司や先輩が課題を与えたりする際は、彼ら自身で答えに辿り着いて欲しい場合がほとんどでしょう。しかし、彼らは、まず答えを知りたがります。

心理的安全性を構築できていない場合、もしくは構築できたとしても彼ら自身が素をさらけ出せていない場合、会社というコミュニティは間違いや失敗が許された場所ではありません。加えて彼らは、「間違った人」「失敗した人」というレッテルを貼られることを嫌がります。間違いや失敗は、彼らからすればとても辛く、苦しいことです。

また、彼らが答えに自信を持てない場合は、敢えて「分かりません」と回答する場合があります。間違うことよりも、分からないと伝えることの方がハードルが低いのです。

間違いは悪いことではないこと、失敗をしても、彼らを否定しないことをしっかりと伝えることで、根気強く関係性をつくる必要があるでしょう。

コミュニケーションは深読みしがち

コミュニケーションにおいても、相手が何を伝えたいかという「答え」を深く考える傾向があります。したがってテキスト中心のコミュニケーションの場合、内容を深読みしてしまう傾向があります。

例えば、上司がこの世代の新人にチャットツールで雑談をしたとしましょう。文字通り、雑談は雑談として読み取ればいいところを、「このタイミングでこの話をしてきた。つまり…」といった内容として読み取る傾向があります。

誤解を生まないような言葉遣いや、コミュニケーションに納得できるタイミングなどの配慮が必要かもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
新入社員の特徴は、時代の移り変わりが、大きく反映されます。

これまでの感覚とは異なる部分が大きいかもしれませんが、
まずは理解をすることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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