2016.01.28

その研修には適度な「ワーク」と「休憩」の時間が設定されていますか?

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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突然ですが、人間が集中力を持続できる時間はどれくらいかご存知でしょうか?
世の中には様々な見解が存在しますが、医学的には“50分”程度だとと言われております。

義務教育における学校の授業をはじめ、ゴールデンタイムのテレビ番組などを思い起こしてみれば確かに50分で設定されています。
人の話を60分以上聞いていて、ふと「あれ?今何を話しているんだっけ??」と、我に返った経験はありませんか?

このような事が、集合研修にも当てはまります。
「上司の指示で研修受講に参加したが、講師の話が長くて、、、正直聞いているのが辛い、、、。」
長時間に渡る研修で、「聞く」ことが主体である研修は確かに辛いものです。

そんな時こそ、「ワーク」を上手に組み込むことをおススメいたします。

「ワーク」については「聞く=インプット」が主体になりますと、どうしても辛くなるので、
「考えて話す=アウトプット」に移行し、脳を活性化し集中力が持続しやすい環境をつくるのです。

ただし、いくら「ワーク」を上手に多用したとしても、人間ですから適度な休憩が必要です。
休憩が極端に少ない研修は、受講者の受講態度が徐々に乱れてきます。
実りのある学習の為にも、1セッション(1項目)60分~90分に1回は休憩(リフレッシュ)の時間を設けましょう。

ロールプレイング等の「ワーク」主体の研修なら90分以上でも許容できる範囲かもしれませんが、
講義主体の研修において90分以上に渡り休憩時間がないことは、学習効果の観点からもおススメできません。

また、ご参考までに受講者の集中力低下を表すサインについてご紹介します。

<受講者の集中力低下を表すサイン>
・あくびをする(あくびを我慢しているせいか涙目になっている)
・一点を見つめる(一見集中している様子に見えるが、ぼっーとしている)
・研修内容とは全く関係のないおしゃべりが始まる(研修内容とは全く関係のない質問が挙がる)
・メモ書きしなくなる(テキスト等の余白に落書きし始める) 等

適度な「ワーク」と「休憩」は研修プログラムの設計上とても重要となる要素の1つです。
受講者の集中力を考慮した上で、受講効果の高い研修を実現しましょう。

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