できる社員は報告・連絡・相談がしっかりできる。
逆にこの報告・連絡・相談いわゆる『報・連・相』ができない人間ほど問題を起こしてしまいます。
特に新入社員や若手、外部の方など組織になじんでいない人ほど、今いる場所ではどのような情報共有が必要なのかを理解していない場合が多いです。
私たちが社内や取引先としっかり連携をとれる秘訣は、間違いなく『しっかりとした情報共有ができている』こと。
お互いがいまどのような状態にあってどのような仕事をしているのかが分かっているからこそそれに合わせた行動をとることができ組織が効率よく動く、というのは火を見るよりも明らかです。
また、情報共有をすることはコミュニケーションの増加につながり、そのコミュニケーションの増加は信頼を築きます。
逆に情報共有をしっかりしないことはコミュニケーションが減っていくためお互いのことがどんどんわからなくなり、親しみまでも減ってしまいます。だからこそ、社内研修やOJTの中でどのような情報共有が必要で、それにはどんな意味があるのかを学んでもらえるように努力をしていると思います。
しかし、報告・連絡・相談が不十分であるのはその意味や重要性を理解していないのではなく、それ以前の問題があったのです。
報告・連絡・相談。報告・連絡・相談...そのように覚えていくうちにいつしかそれが情報共有の順番であると勘違いしてしまいがちです。実は、この順番の勘違いも社内コミュニケーションの問題となっていることをご存知でしょうか?
情報共有の基本は『何かを始めるときに相談し→現在の状況を連絡し→そしてどうなったのかを適切な区切りで報告する』という流れになっているはずです。これはむしろ『報・連・相』とは逆の流れです。
『報・連・相』の順番で情報共有を進めると、『とりあえずやるだけやって起こってしまった結果を報告する→その後どのように対処しているのかを連絡する→どうしようもなくなって相談する』という流れになるため相談されたときには対処のしようがありません。
当たり前のようですが意外と取り違っている新入社員や若手社員が多いのです。
覚えやすく教えることも大事ですが報告・連絡・相談はそれぞれどのような原則があるのか、それをしっかり教えてあげることでこのような取り違えを減らし、より風通しの良い組織を作っていきましょう。
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