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なぜ日本の生産性は低いままなのか?

2022.06.17

そもそも生産性とは何か?

諸外国に比べて、日本の労働生産性は低いと言われます。日本生産性本部によると、2020年における日本の労働生産性は、主要先進国(G7)の中で最下位です。

そもそも生産性とは何でしょうか?
先述の日本生産性本部は、その定義を「生産諸要素の有効利用の度合いである」としています。
この文章だけではイメージが湧かないと思うので、数式に変換するとこうなります。

生産性 = アウトプット / インプット

とてもシンプルになりました。

分母のインプットは業務に当たる従業員数や時間あたりの労働量や労働力を指します。
分子のアウトプットは売上や利益、付加価値といった労働によって生まれた経済効果を指します。

生産性が低い理由とは?

日本が生産性を上げていくためには、何をすれば良いのでしょうか。
その答えは簡単で、「より少ないインプットでより多くのアウトプットを出せば良い」のです。

しかし、日本の生産性は依然として低いままです。
なぜでしょうか?

その原因はいくつか考えれますが、一つは「スピード」でしょう。

日本には集団での意志決定を重んじる文化が根底にあります。
例えば商談においては、その場では意思決定されることは少なく、
多くの場合が社内に一旦、持ち帰って検討するなどです。

一方で諸外国は、業務責任者に一定の裁量が与えられており、
その範囲内であれば迅速に決断することができます。

これは何もトップや責任者に限った話ではありません。
現場担当者レベルでも「先輩に相談してみないと決められない」
ということは往々にして起きています。

こうした業務遂行にかかるあらゆるスピードの遅れが、
インプットにマイナス影響を与えることは想像に難くありません。

生産性向上の鍵はアウトプットの増加

どんなに良いアウトプットを生み出せるとしても、
その質に比例してインプットも増加するようでは、
いつまで経っても生産性を上げていくことはできません。

インプットを減らすためには働き方改革をしたり、
業務効率化のITツールを導入してみたり、
あるいはリストラなど人員削減をする手も考えられるでしょう。

実際のところそうした取り組みが功を奏して、
打ち上げや利益の数字を向上させてきた企業もあります。

インプットを減らす取り組みは一見すると効果的ですが、
実際問題として、時間・人員・コストはどこまで減らすことができるのでしょうか?
例えば、上司が「残業時間を減らせ、でも成果は上げろ」と
難題を押し付けても、社員は疲弊してしまうだけです。

生産性向上は、インプットを減らして相対的にアウトプットを増やすことではありません。
本来は「アウトプットの量や質を増やすこと」にあります。

アウトプット向上を左右するのは社員一人ひとりの質です。
企業は社員一人ひとりが自律した働き方と意思決定ができる環境を整え、
人材の質が継続的に向上するような取り組みが求められるのです。

その一環が社員教育です。
学びに終わりはありません。

日々学び続けることで社員の知識やスキルは向上し、
社員同士のコミュニケーション改善、ひいては企業の業績アップに繋がります。
大きな成果を上げる企業の裏には、効果的に学ぶ組織の存在があるのです。

 

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