仕事や勉強をする際、または目覚めの一杯として、1日に1杯はコーヒーを飲むという人は多いのではないでしょうか。コーヒーに含まれているカフェインは、眠気覚ましとしての効果が高いことは多くの方がすでにご存じでしょう。しかし、カフェインには記憶力を向上させる効果があることは知っていましたか。
カフェインには記憶力向上効果がある
アメリカのジェンズ・ホプキンス大学の研究結果によると、カフェインを摂取した後、記憶力が最大で24時間向上する可能性があるといいます。
実験内容
普段カフェインを摂取しない被験者を集め、さまざまな画像を見せましたのちに、半数には200㎎のカフェインが入った錠剤を、もう半数には入っていない偽薬を摂取させました。カフェインが抜けた翌日、再度さまざまな画像(前日と同じ画像+新しい画像)を見せました。その中から、前日に見せた画像を特定できるか記憶力を調査した結果、カフェインを摂取した被験者の方が、正解率が高かったという結果が出ました。
面白いことに、カフェイン量は200㎎が最適で、100㎎では効果がなかったといいます。
もし、わたしたちの生活にも応用するとなると、レギュラーコーヒー150㏄を2杯飲む必要があります。
カフェインには集中力向上効果もある
「コーヒー摂取による作業成績の向上とストレス反応の軽減」という論文によると、カフェインには、集中力をアップさせてくれる効果もあるといわれています。
実験内容
大学生を被験者として集め、半数にはコーヒーを、もう半数にはミネラルウォーターを飲ませ、ある作業においてどちらが高いパフォーマンスを発揮するかを実験しました。その結果、コーヒーを摂取した被験者の方が正解率が高いとう結果が出ました。
この実験結果から、カフェインを摂取したほうが、より集中してテストに取組めたということが分かりました。
さまざまな文献から、集中力を高めるのに必要なカフェイン量は約75㎎~200㎎と言われています。
カフェインの摂取方法
カフェインはコーヒー以外の飲料でも十分な量を摂取することができます。コーヒーが苦手という方でも下記の飲料からご自身にあったものを選択してみてください。
・玉露 160㎎
・コーヒー 60㎎
・紅茶 30㎎
・ココア 35g
・お茶 20㎎
コーヒーの効果
コーヒー以外でもカフェインを摂取することができますが、最も健康に良いといわれるのがコーヒーだといわれています。コーヒーを1日3~4杯飲む男性は糖尿病リスクが17%低下、女性は38%低下することが証明さています。(2009年:国立国際医療研究センター)
これらは紅茶やウーロン茶の飲む習慣の人からは見られなかったため、コーヒーには糖尿病リスクを下げるような効果があると考えられています。
効果的なコーヒーの飲み方
飲む時間
コーヒーを飲んでからカフェインの効果が出るまで約30分かかるといわれています。そのため、集中したい場合、作業に取り組む少し前にコーヒーを飲むことをお勧めします。
また、夕方以降のコーヒーの摂取は控えたほうが良いでしょう。既にご存じの通り、カフェインには眠気覚ましの効果があります。夕方以降の摂取は、夜眠れない可能性が高まるため、結果睡眠時間が短くなる、眠りが浅くなることで、十分な疲労回復ができないでしょう。
コーヒーの選び方
苦味が強い深煎りのコーヒーの方が、効果がありそうに感じますが、浅煎りのコーヒーの方がカフェインの含有率が高くなります。そのため、コーヒーからカフェインを摂取する場合、浅煎りのコーヒーを選択することをお勧めします。
また、コーヒーに余分な成分が入っていると、カフェインの効果は半減してしまうため、ブラックで飲むことが最も効果的と言えます。
まとめ
日々コーヒーを摂取する人が多いと思います。
コーヒーの飲みすぎは体に良くないのでは?と感じている人もいることでしょう。コーヒーは健康に良い上に、記憶力・集中力向上効果があるため、仕事をする中でうまく取り入れると、良いパフォーマンスを残すことが出来る可能性が高まります。
上手にコーヒーを摂取し、効率よく業務の生産性を上げましょう。
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