自宅でのテレワークでは昼寝を実践しやすい
お昼休みとはいえ就業時間中に昼寝するという行為に関して、
生真面目な人ほど罪悪感を覚えるようです。
しかしながら、優秀なビジネスパーソンほど
お昼や休憩時間の範囲内で適切に昼寝を実践しています。
テレワーク環境下では、同僚とのコミュニケーションも少なく、
一人で仕事を進めるためにどうしても集中力が落ちがちです。
人によっては生活リズムが崩れて睡眠不足になってしまい、
日中は睡魔との闘いで必死、という方もいるかもしれません。
そんな方こそぜひ昼寝を取り入れてみてください。
オフィスワークでは机に突っ伏す形で仮眠を取ることしかできませんが、
自宅であれば、しっかりと体を横にして質の高い休息を取ることができます。
日本人の睡眠時間はOECD加盟国中最下位
次のグラフをご覧ください。
OECD(経済協力開発機構)の「Gender Data Portal 2019」の調査では、
日本人(15歳~64歳)の平均睡眠時間は7時間22分で、
OECD加盟国30カ国中最下位という残念な結果が分かっています。
※出典:OECD「Gender Data Portal 2019」
なぜに日本だけがこんなにも睡眠時間が少ないのでしょうか。
働きすぎやストレス、スマホへの依存など様々な社会問題が主な原因だと言われています。
また、寝たいのに眠れない、いわゆる不眠に悩む人も多く、
厚生労働省の調査によると、実に日本人の5人に1人との結果が出ています。
このような睡眠トラブルが原因による日本の経済損失は年間15兆円にもなるとされ、
私たちが思う以上に事態は深刻なのです。
睡眠不足は個人の問題だけでなく、企業や経済、国にとっても非常に大きな問題だということです。
昼寝から始めよう
睡眠不足が原因で仕事のパフォーマンスが下がり、
経済的にも大きな損失であることは分かったけど、
毎日忙しくて8時間睡眠する時間を取れない、
ベッドに入ってもなかなか寝付けない、と感じる方もいるでしょう。
そこでぜひ実践していただきたいのが「昼寝」です。
慢性的な睡眠不足を解消するための手段はいくつかありますが、
世界各国では数年前から昼寝(仮眠)の研究がとても進んでいます。
NASAが宇宙飛行士の睡眠について行った実験によると、
お昼に26分間の仮眠をとった結果、認知能力が34%、注意力が54%上昇しました。
さらに昼寝には、脳の疲れを取る効果もあります。
朝からフル回転で脳を動かし続ければ、昼過ぎには脳が疲れてきます。
それにより精神的にもストレスが蓄積されていき、
些細なことでイライラしてしまったりと感情コントロールも難しくなります。
日本人は勤勉な民族です。
仕事中に昼寝するなんて言語道断と感じる方も多いでしょうが、
まずは騙されたと思ってお昼に体を横にして目を瞑ってみてください。
寝落ちしてしまうのが怖い人は、昼寝の30分前くらいに
コーヒーでカフェインを摂取すると良いでしょう。
また、スマホでしっかりとタイマーをセットしてください。
時間としては15~20分程度がオススメです。
これ以上長いと、深い眠りに落ちていくので覚醒しづらくなり、
無理に起きても脳がぼんやりしてしまい、うまく午後のスタートダッシュを切れません。
そうは言っても最適な昼寝姿勢、時間は人によっても異なりますので、
何度かトライしながら自分の最高の昼寝スタイルを見つけてみてください。
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