悩みが武器になる働き方

2023.05.12

悩める20代に贈りたい書籍

人生において、仕事は切っても切り離せないもの。
多くの人が20代で仕事との向き合い方に悩みます。

かくいう筆者も20代は悩みに悩みました。
それこそ頭も心も疲弊しまくるほどに。

20代は、自分自身の人生を切り開いていくために、
仕事について真剣に考える時期です。

いま振り返れば、今後のキャリア形成に大きな影響を与えるため、
注意深く検討する必要があることをまざまざと感じます。

自分が何をしたいのか、何に興味があるのか。
これが分からなければ真っ暗闇を懐中電灯も持たずに歩くようなもの。
この先の未来がどこに繋がっているのかと不安で心配でたまらなくなります。

心の底から本当に自分自身が楽しんで取り組める仕事を見つけられたら、
どんなに良いことでしょう。
天職に巡り合いたいと思って、暇を見つけては求人情報を眺めていたこともありました。

きっと、同じ悩みを抱えている人も多いのではないかと思います。
そんな辛い時間を過ごしている人に贈りたい言葉の数々が、
今回ご紹介する書籍の中にあります。

タイトル：悩みが武器になる働き方
 著者：河田　真誠
出版社：徳間書店 (2019年7月発売)

悩みが武器になる働き方。
何ともインパクトがあるタイトルの書籍です。

悩みが武器になるとは、一体どういうことでしょうか。
悩みがあるとは、つまりモヤモヤを抱えている状態のことです。

・本当にやりたいことが出来ているだろうか？
・何のために働いているのだろうか？
・最高だと思える人生を歩めているだろうか？
・いまの生活に心の底から満足できているだろうか？
・他人の顔色ばかりを伺っていないだろうか？

この質問の中で一つでも何か心に引っかかるものがあれば、
あなたはモヤモヤを抱えている状態と言えます。

このモヤモヤは、時間が解決してくれるものではありません。
友達に愚痴を言ったり、おいしいものを食べたり、
旅行に出かけたりしても、一時的に忘れることはできても
根本的な解決には至らないのです。

モヤモヤを晴らすには、自分で「答え」を見つけるしかありません。
心優しい友人や親が親身になってアドバイスをしてくれることもあるでしょう。
しかし、正解は悩みを抱えているあなたの内側にしかありません。

人生は果てしなく長いと思うこともあれば、
残りこれだけしかないかと短さに落胆を覚えることもあります。
要はその時の自分の心の状態、在り方によって感じ方は全く異なります。

もしかしたら今は暗い道で先が見えず、不安と焦りしかないかもしれません。
しかし、逆に考えれば道を照らす明かりさえ手に入れてしまえば、
自信を持って笑顔で自分だけの道を進んでいくことができます。

最近は「自分らしく生きよう」なんて言葉が耳タコになるくらい
当たり前のフレーズになりましたが、「自分らしさ」って一体何でしょうか？
本書の中で個性について、次のように書かれています。

個性とは「あなたがあなたのままに素直に生きているか」ということであって、
「他と違うか」ということではない。

個性の答えを自分の外側に求める人が多すぎるように感じます。
いつだって答えは自分の内側にしかありません。

周りの空気や他人の顔色に振り回されたり、
ネットの情報に踊らされたりする現状から抜け出し、
自分にとって「正しい」生き方を考えて実行できるかどうかが、
幸福度の高い人生い繋がっていくのだと思います。