入社後のギャップから退職へ・・・
あなたにとって魅力的な会社・職場とは、どのようなものでしょうか。
「仕事が楽しい」
「人間関係が良好」
「給料が良い」
「自己成長できる」
など、様々な答えがあるでしょう。
特に職場の人間関係が良好かどうかは非常に重要です。
実際のところ、退職理由を調査したアンケート結果では
多くの場合、「人間関係」が上位にランクインしています。
人間関係がギスギスしていて居心地、雰囲気が悪い会社は
離職率が高い傾向にあることは間違いありません。
日本の離職率における過去3年間の推移を
平均してみると、その数値は約15%程です。
2018年 14.6%
2019年 15.6%
2020年 14.2%
※厚生労働省【入職と離職の推移】より
この離職率は年度開始時に従業員として勤務していた人が、
年度内に退職した割合を指しています。
この中には入社、転職をしたのに
自分の想像していた会社と大きなギャップがあって、
やむなく退職を選択してしまった人が相当数含まれているはずです。
実際のところ、ある転職エージェント会社の調査では、
約50%の転職経験者が職場の人間関係を理由に
転職を考えたことがあると回答したことが判明しています。
求人広告の中では社員を大事にしている姿勢が紹介されますが、
いざ入ったら現実は全く違っていた、なんてケースが多いんですね。
雰囲気の悪い職場はヤバい
職場内の会話や雑談が少なく、居心地が悪い。
そんな職場では、どんなハイパフォーマーであっても、
一定の成果を上げ続けることは難しいでしょう。
雰囲気の悪い職場にはいくつかの特徴があります。
このうちのどれか、もしくは複数が合わさることで、
離職の決定的な要因につながりますので、
ここで確認しておきましょう。
仕事以外での会話が極端に少ない
職場では仕事の話だけすれば良いと考える人が一定数います。
プライベートの話は一切しなくていい、したくない、
そう考える気持ちも分からなくもないですが、
プライベートな話題も含めた雑談がないと、
職場の雰囲気は一気に悪くなります。
そもそも仕事とプライベートは完全には切り離せないものです。
例えば家族に小さいお子さんがいる、介護が必要な人がいるは、
どうしても仕事を休まなければいけない日が出てきてしまいます。
その時にそうした家庭内の事情を知らなければ、
「なぜ休むんだろう。こっちは忙しいのに・・・」
とフラストレーションが生まれる原因になりかねません。
社員の競争意識を煽る
競争意識を持って仕事に取り組むことは、
モチベーションアップにも繋がりますので、
一概に悪いとは言えませんが、
過度に競争意識を煽るような職場環境は良くありません。
社員同士が協力しにくくなり、成果の奪い合いが起きる可能性があるからです。
中には手段を択ばず、同僚を平気で蹴落とす、裏切る人も出てくるかもしれません。
ミスが許されず、叱責される
完璧な人間などいませんので、仕事にミスは付き物です。
大事なことはミスの後に、どのようにリカバリーをして、
再発防止策を立てて実行していくか、なのですが、
ミス自体を執拗に責め立て、つるし上げる職場は最悪です。
仮に社内でミスが許されない空気に染まってしまえば、
多くの人がミスを恐れるようになり、無難なことしかしなくなります。
新しいチャレンジがなくなるので、会社も人も成長しません。
業績も雰囲気もどんどん悪くなってしまうでしょう。
ヤバい職場からは逃げるが勝ち
価値観の多様化や人材流動化により、
一つの会社にずっと長く勤めあげることが
良いとされる時代ではなくなりましたので、
社員を大事にしない会社からは早く逃げた方が良いです。
会社や職場を本気で変える覚悟があるなら、
改善のために尽力する手もありますが、
仕事以上に時間と労力がかかるものです。
今いる環境に違和感を覚え、このままではマズいかもと思ったら、
自分のメンタルや身体の調子が狂ってしまう前に、
違う環境を探すようにしましょう。
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