2022.07.06

心と体のリフレッシュ!「サバティカル休暇」とは?

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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働き方改革が推進されている現在、長時間労働の問題やリモートワークの導入など、従業員の働き方について見直しを考えている企業が増えてきています。
今回は日本で導入する企業が増えてきた【サバティカル休暇】についてご紹介いたします。

「サバティカル休暇」とは

サバティカル休暇は、企業が定めた勤続年数を満たした従業員に約1ヶ月~1年間の長期休暇を付与する制度のこと。

サバティカルとは、旧約聖書のラテン語【sabbaticus】(サバティクス)に由来しており、「安息日」を意味しています。1880年にハーバード大学で大学教授の研究休暇として初めて導入されて以降、ヨーロッパを中心にワークライフバランスを大切にしている企業で多く導入されるようになりました。

日本でも既に航空会社や大手企業で導入されており、働き方改革による休暇の見直しによって注目されている1つです。

サバティカル休暇を導入するメリット

サバティカル休暇を導入するにあたり、大きく分けて3つのメリットがあります。

企業のイメージアップ

日本では長期休暇を取ることが困難な傾向があります。サバティカル休暇を導入することによって「ワークライフバランスの向上が強い企業」、「従業員を大切にしている企業」が社風の一つの魅力となり、従業員の企業に対する満足度の向上につながります。

スキルアップ

まとまった時間が取れるため、専門的な知識の習得やキャリアアップの期間に充てることも可能。短期休暇では得られない海外留学など貴重な経験を積むことで今までとは違った見解や人脈が広がり、従業員の自己成長にも大きく期待ができます。

離職の防止

サバティカル休暇では申請する際に休暇理由が必要ありません。療養や介護はもちろん、長期労働で積み重なったストレスを解消するためのリフレッシュ期間とすることで離職率の低下、優秀な人材の確保にもつながるでしょう。

サバティカル休暇を導入するには取得しやすい環境が必要

サバティカル休暇を導入するには、手始めに環境作りから始める必要があります。日本人は真面目で勤勉と言われており、長期休暇を取得することに対して罪悪感を抱いてしまう傾向があります。まずは社内での積極的なアナウンスや周囲の理解、長期休暇を取得しやすい雰囲気を心掛けなければいけません。

また、サバティカル休暇を取得した従業員の業務の引継ぎやサポートなど安心して休暇に入れるように考慮し、復帰後の予定や体制など事前にシミュレーションをすることで企業側と従業員の双方が安心して休暇を利用することができるでしょう。

まとめ

日本ではサバティカル休暇を導入している企業はまだまだ少なく、長期休暇を取得することに罪悪感を抱いてしまう従業員や休暇取得をするのが困難であることが現状です。しかし、労働時間や職場環境など働き方改革が推進されている現在、今一度休暇の取り方について見直をしてみるのはいかかでしょうか。

 

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