大人も子どもも脳の成長に必要なのは・・・
「子どもはいいよな、何でも飲み込みが早くて・・・」
「自分も昔はもっと記憶力が良かったはずなのに・・・」
大人の皆さん、諦めるのはまだ早いですよ。
様々な科学的研究によって、何歳になっても脳を成長できることが明らかになっています。
とある書籍では、脳は経年劣化などせず、年を重ねるほど脳は賢くなるとも書かれています。
<参考>年をとるほど賢くなる「脳」の習慣
でもそんなに賢くなっている実感などない。
記憶力だって衰えているし、物覚えだって悪くなっている。
なんて声が聞こえてきそうですが、脳が成長を続けるためには、必要な栄養素があります。
何もせずに脳が勝手に成長してくれることなんてありませんからね。
知識も技能もスポンジのように吸収できた子ども時代のことを思い出してみてください。
昔過ぎて思い出せない人は、周りにいる子どもの行動を観察してみてください。
大人たちと圧倒的に違うことは何でしょうか??
答えは好奇心です。
子どもは好奇心が旺盛です。
これ何だろうと思ったら、とりあえず近くに行ってみます。
その周囲に大人がいれば、「これは何?」とすぐ質問します。
花、虫、お菓子など興味を持つ対象は様々です。
子どもの好奇心の源は何でしょうか?
おそらくそれは見るもの、触るものが初めてで新鮮であるからでしょう。
それと同時にそれが自分にとって安全なのか、危険なのかを学習し、
生存確率を高めるための生物学的な側面もあるのかもしれません。
ちなみに好奇心にも2つの種類があるそうです。
- 拡散的好奇心(特定の目標を定めず、新しい情報を知りたい)
- 特殊的好奇心(特定の目標を定め、深く掘り下げて知りたい)
子どもは両者を併せ持っていることがよく分かります。
筆者の家には、まもなく3歳を迎える息子がいますが、
外に行って知らない花を見たり、車を見つければ、
「あれなーにー?」と訊いてきます。
一方で電車、新幹線には目がなく、特にトーマスが大好きです。
今ではトーマス図鑑に載っているほとんどの車両を
即座に口にすることができるほどです。
(まだひらがなも十分に理解していないのに)
さて、大人になった私たちはどうでしょうか?
子どものような好奇心を持って、世の中を見ていますか?
新鮮な気持ちで「これは何だろう?」と思う機会が年に何回ありますか?
年を重ねてくると、初めての物事や場面に遭遇することは必然的に少なってきます。
それは致し方ないことです。
しかし、たとえ既に存在を知っていたとしても深くは知らないこともあるでしょう。
そうしたときには、ぜひ子どもと同じような心で「これはどうしてこうなんだろう?」と
自問する習慣を付けてみると良いかもしれません。
そうして自身の好奇心を刺激し、興味関心のアンテナを広げることで、
あなたの脳はとても喜び、成長してくれることでしょう。
蛇足ですが、好奇心の他に行動量も脳の栄養には良いでしょう。
子どもはPDCAサイクルのDoが異常に多いですよね。
先ほど、息子の話をしましたが、彼はトーマスの他に
パズル(もちろん新幹線やトーマスの絵柄)も好きで、
何度も何度も何度も繰り返しパズルをやります。
もちろん最初はピースがうまくはまらず、なかなか進みません。
しかし、徐々にコツをつかみ、ペースが上がっていきます。
そして遂には完成・・・・したはずなのですが、
すぐに壊して、もう一度ゼロからやり直すのです。
この行動を傍から見ていて、高速に失敗と成功体験を回しているのだと気づかされました。
大人なら一回パズルが完成した時点で、程よい疲労と達成感から手を休めることでしょう。
もしかしたら、そのパズルはそのままにして二度とクリアしない可能性すらあります。
大人になると失敗することも恐いし、繰り返し何度も挑戦すること自体を避けがちです。
しかし、それでは脳の成長に必要な栄養素は不十分なのかもしれません。
脳の衰えを感じてきたな。脳を成長させたいという方は、
好奇心と行動量を意識して、日々の生活を過ごしてみることをオススメします。
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