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プロ直伝!オンライン研修成功への道

「Cisco Webex Meetings」ってどうなの?

2020.06.15

昨今におけるコロナウイルス問題によって、多種多様なWEB会議システムが台頭してきている中、世界一のユーザー数を誇る「Cisco Webex Meetings(以下、「Webex Meetings」)」をご存じでしょうか。

本コラムでは、オンライン研修での「Webex Meetings」の活用について、メリット・デメリットの2面から考察したいと思います。

ちなみに、ZoomのCEOであるエリック・ユアン氏は、1997~2011年までの約15年間、Webex社(シスコシステムズ社に買収される前)のメンバーとして、本サービスの開発に携わっていたそうです。(独立後に立ち上げたのが現在のZoom)

主なメリット

セキュリティ対策

セキュリティ面は、問題ないと言えます。
シスコシステムズ社では社内文化として「セキュリティ」と「プライバシー」を非常に大事にしており、現に直近3年間で50億ドル以上をセキュリティ面の強化に投資しています。

参考:https://www.cisco.com/c/ja_jp/about/trust-center.html

さらに、金融システムの導入・運用におけるセキュリティのガイドラインとして位置づけられている「FISC安全対策基準」についてもクリアしており、金融機関や自治体における導入数も非常に多いです。

安定性

筆者所感になりますが映像・音声共に非常に安定していると感じました。

その他の使用者の意見・所感等を、様々なサイトで拝見しておりますが、他のWEB会議システムと比べて、ネガティブな意見を見かけることはほとんどありません。

同時接続できるアカウント数

「Webex Meetings(無料版)」では100人まで同時接続が可能です。
よほど大規模なセミナーなどでない限り、十分に対応可能であると思います。
なお、一画面表示できる最大人数は、25人です。

操作難易度

仕様についてですが、Zoomに非常によく似ていると感じた部分が多くありました。
そのため、研修中のルーム作成の操作など、Zoomに慣れ親しんでいる方であれば直感的に操作ができると思います。

主なデメリット

費用

「Webex Meetings(無料版) 」においては、参加人数に関係なく50分の制限時間が設けられていることから、利用目的が研修実施の場合、有料版への移行を推奨いたします。

※2020年6月30日までは時間制限なしで使用可能

なお、「Webex Meetings」には、3段階の有料プランが存在するのですが、最も価格の低いStarterプラン(月額1,700円)以上であれば、24時間連続通話可能となります。

機能性

「Webex Meetings」における最大のウィークポイントは、研修実施において重宝される、ブレイクアウトセッション機能が存在しません。
また、”Microsoft Teams”や”Google Meet”のようにブレイクアウトセッションの再現手段も存在しません。

※ホワイトボード機能・録画機能は無料版でも使用可能

考察

「Webex Meetings」ではブレイクアウトセッションができないことから、複数グループに分かれての演習等が難しく、オンライン研修の使用には不向きであるというのが正直な意見です。(一方向型のウェビナーであれば問題ありません)

ただし、Webex社には「Webex Meetings」の他に「Webex Training」という研修・セミナーでの使用に特化したサービスがあります。

参考:Webex Trainingsの概要 -20200529

「Webex Training」であれば、ブレイクアウトセッション機能が搭載されているなど、オンライン研修において、スムーズな研修運営が実現できると思います。

ただし、「Webex Training」は無料アカウントでは使用ができない点や、導入価格については、販売代理店に問い合わせが必要であったりと、気軽に導入する(検討する)には、少しハードルが高い印象を受けました。

 

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