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来年の新入社員はどんな感じ?今年の傾向から考察してみる

2021.08.23

2021年の新入社員は○○タイプ?

人事労務分野の情報機関である産労総合研究所が発表した
2021年の新入社員のタイプは“仲間が恋しい ソロキャンプタイプ”とのことです。
(出典:2021年度(令和3年度)新入社員のタイプ」)

毎年斬新なワードチョイスで話題ですが、
これは具体的にどういった意味なのでしょうか?

・・・

今年の新入社員は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて
オンライン上で就職活動を行うこととなった最初の世代です。

右も左も分からない状況で就職活動を進めていく中で、
模索しながらも各々が創意工夫し、徐々にたくましくなっていく姿は
さながら“初めてだらけのソロキャンプ”のようだったということです。

その一方で、すべてが自宅のPCの前で完結してしまうということもあり
周囲とのつながりが希薄になりがちでした。
そのため、対面でのコミュニケーションを望む学生が非常に多かったとのことです。

ちなみに、昨年は最新テクノロジー(某有名ブランドの厚底シューズ)を組み込み、
駅伝やマラソン等の新記録を更新する陸上選手と
ITの発展と共に成長してきた今年の新入社員の姿と重ねて
“結果が出せる⁈厚底シューズタイプ”と表現しています。

そろそろ入社して半年経過するけど実情はどうなの?

さて、ここからは今年の新入社員が実際に働いている姿を見て、
または共に働いてみて、どのような特長や傾向があると感じたか、について
私どものお客様からもよく耳にする意見なども含めて紹介します。

①指示+αまではやらない

基本的な業務遂行能力は高く、かつ素直なため
ある程度の業務は卒なくこなせるのですが
その反面「これぐらいで大丈夫かな」とほどほどに手を止めがちです。

「間違ってはいないんだけど、なんか気が利かないんだよなあ。」
こんな風に感じている先輩社員の方は多いようです。

②周囲の目を気にし過ぎている

SNS等の急速な発展によって、最近の若い方は
周囲から自分がどう見られているか・思われているか、
もしかしたら叩かれるのではないか・烙印を押されてしまうのではないか
という不安に駆られているという方も少なくありません。

そのためか、困っていてもなかなか周囲に相談ができずに1人で悶々としている
また、失敗をしてもちゃんと報告ができない、というケースも多く耳にします。

さらには、分からないことがあったとしても上司には聞かず、
ネットの検索結果を鵜呑みに勝手に業務を進めてしまう新人もいるとか。

「特に問題ありません!」と新人が言っているからと安心していたら
後日お客様からクレームの連絡が・・・なんて想像したら恐ろしいですね。

③認めてくれる人にだけ心を開く

自分が苦手と感じる人は“ブロック”して関係を断つ、
というのが当たり前の世界で育ってきた新入社員は
あえて苦手と感じる人たちとの関係構築を無理に図ろうとはなかなかしません。

その一方で、「この人になら何でも言える」という心理的安全性が保たれた相手には
「褒められたい、感謝されたい」といった承認欲求が人一倍強く、
一生懸命貢献しようとする傾向があります。

「最近の若い人は好き嫌いが激しい、わがままだ。」
と思っている先輩社員の方は多いかもしれませんが、
「本当はもっと深く関わりたいけど、この人を信頼して良いかまだ分からない・・・。」
と悩んでいる新入社員も少なくないかもしれませんよ。

2022年の新入社員はどうなる?

おそらく、学校での授業スタイルや就職活動の進め方に関して言えば
2021年度の新入社員が過ごしてきた環境とあまり変わらないため、
傾向としても大きな変化はないと予想します。

したがって、あなたの企業が今後も価値を創出し、成長し続けていくためには、
このコロナ禍・オンライン時代を生き抜いてきた2021年度の新入社員から学ぶ
というスタンスが来年度の新入社員を受け入れるうえでカギになると考えます。

それも踏まえて、一つアドバイスをするとすれば
OJTの強化”が最重要ポイントであると筆者は考えます。

リクルートマネジメントソリューションズ社の調査によると
2021年の新入社員は自身の強みとして「協働」「相手基準」と
貢献型の項目を挙げる方が3割以上いますが、
その一方で「自発」「試行」といった、失敗を恐れずに周囲を巻き込む
といった能力を苦手と挙げる方も約4割います。

(出典:【調査発表】2021年 新入社員意識調査)

要するに、周囲からの働きかけが無いと、
彼ら/彼女らの強みが発揮しづらいということです。

さらに、入社してからずっと在宅勤務が続き、
周囲との接点が減少しがちな現環境においては
上記のような強みは、より発揮しにくくなると言えるでしょう。
もちろん、悩みや不安を1人で抱え込みやすくもなります。

だからこそ、OJTの機会を通じて、より新入社員との接点を増やし、
新入社員の想い、行動の背景、価値観を知る必要があります。

その上で、育成側の考えや想いもきちんと伝えることができれば
自然と相互理解および関係性は深まっていくでしょう。

そして、先述したように、近年の新人には
「心理的安全性が保たれた相手には、一生懸命貢献しようとする」
という傾向があるため、ここで初めて彼ら/彼女らの強みが発揮されるというわけです。

このように、OJTを強化することで新入社員育成において
正のサイクルを回すことが出来るようになります。 

少し気が早いかもしれませんが、来年度の新入社員受け入れに向けて
今からスタートダッシュを切ることをおススメします!

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