オンライン研修

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2021年度新入社員のオンライン研修受講傾向

2021.04.15

2021年4月も半分を過ぎ、2021年度の新入社員は、すでに配属・OJTがスタートしている企業もあれば、
まだまだ教育研修中という企業もあるでしょう。
新入社員の入社すぐの受け入れ体制は一段落ついた企業も多いのではないでしょうか。

昨年度の同時期は、緊急事態宣言の発令によって急なオンライン対応に迫られ、
研修の実施をすることが最優先事項となり(質より実施が優先)
場合によっては研修を断念された企業もありました。
新入社員研修の提供側も慣れない対応はやむを得ない一方、
新入社員側もオンライン研修に対しては同様に不慣れだったかと思います。

2021年度の新入社員研修をオンラインで実施した皆様はいかがだったでしょうか。
1年間をオンライン授業中心で送ってきた学生は、オンラインネイティブ世代とも言われています。
ここからは(あくまで)筆者の所感になりますが、受講傾向を述べていきたいと思います。

状況把握力の発揮

研修中、積極的な発言を促す場面で“状況把握力”を発揮します。空気を読もうとします。
これはオンラインミーティングであれば発言タイミングの重複を避けるために起きやすい現象であり、
マナーでもあると考えられていますが、オンラインでの受講経験に慣れているため、
より顕著に表れていると感じます。互いの様子を画面上で、伺いあう様子は多くみられました。

対面型の研修であれば、講師や受講者同士でその場で目が合ったり、
発言を促す空気感も生み出しやすかったりしますが、
オンライン研修では、受講者間での緊張感(駆け引き)が画面上からも伝わり、
主体的な発信をすることについての得手不得手が現れやすいと感じました。

コミュニケーション力の高さ

オンラインコミュニケーションに慣れているので、“発言をする”こと、
グループで話し合うことについての習熟度は高いと感じました。
これは、対面型の研修であれば、(慣用的な使い方ではなく文字通りの)“声の大きさ”“通りやすさ”も
コミュニケーションに影響を及ぼしますが、オンラインでは回線不具合さえなければその心配がありません。
口元のマイクに向かって普通に話せば、きちんと皆に伝わる環境なので、グループという小単位の場では、
発言をする・話を聞くというコミュニケーション力がすでに発揮されていると感じました。
回線の都合で落ちてしまった受講者へのフォローもするなど同期同士の共に学ぶという姿勢も多く見られました。

コミュニケーションの深さは足りない 

一方で、コミュニケーションの中身は深さが足りない…浅くなりがちです。
元々、昨今の新入社員の傾向として、報告連絡相談の量と質についての課題感はあげられがちです。
人からどう思われるかに関してはとても敏感な世代で、
「こんなことを聞いて物を知らない新入社員だと思われたりしないか…」と考えてしまったり、
近くの先輩よりも溢れるネット上の情報を先に得ようとする傾向があるからと考えられています。

オンライン上のコミュニケーションでは、
「何度も声をかけたら迷惑ではないか…」という気持ちが働きがちです。
指示を出した後、放置をしているとその中で自走人材として頑張ろうとします。
新入社員側からしたら、相手への配慮の気持ちからそのような行動をしているので、
報連相の重要性を理解させること、並びに先輩側からの働きかけでのフォローは必ず必要です。

 

オンラインで働くことに順応しやすい2021年度の新入社員の皆様であることは間違いないかと思いますが、
最後の“コミュニケーションの深さ”については、受け入れ側である先輩社員は留意した方が良いでしょう。
一見、コミュニケーション力が高く見えるからです。

オンラインOJTが進んでいる企業では、1日の終了後には日報等での報告に留まらず、
5分でも良いので共に1日の振り返りの時間をとり、理解度・進捗状況等の確認を取るように心がけましょう。
その習慣づけが、溢れるネット情報よりも近くの先輩への報連相につながっていくでしょう。

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