新型コロナウイルスの影響により、職場環境が激変した企業も多いことでしょう。
特にリモートワークの加速度的な普及は、
働く私たちにとって多くの利益そして課題を残しているように思えます。
倍増したテレワーク普及率
パーソル総合研究所が出した
『新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査』によると、
緊急事態宣言(7都府県)後のテレワーク実施率は、
◆ 3月9-15日:13.2%
◆ 4月10-12日:27.9%
と、3月から4月にかけて、およそ2倍にもなったそうです。
5月は緊急事態宣言の延長や解除など、新たな動きも出ていますが、
恐らく多くの企業でテレワークが継続されているのではないでしょうか。
リモートワークの普及により部下マネジメントも変わる?
リモートワーク中に部下の管理を任されている上司の中には、
どのようにして『部下マネジメント』を行えばよいのか、
不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、
部下マネジメントの原理原則は変える必要がない
と言えます。
ただし、あくまで原理原則なので、
リモートというお互いが離れた環境下に合わせた
ルールや仕組みの調整は必要となります。
具体的なポイントは以下の3つです。
①リモートの前提を理解する
②タスクを明確化し適宜調整する
③コミュニケーションを大切にする
①リモートの前提を理解する
リモートワークでは、部下が近くにおりません。
社内にいる際は何となくの表現で指示をしていた方は、
それを言語化・文章化して明確に伝える必要があります。
苦手な方は5W2H(※)を意識して指示を出すように心がけましょう。
(※)5W2H
When-いつ、Where-どこで、Who-誰が、Why-なぜ
What-何を、How-どのように、How much-いくら
②タスクを明確化し適宜調整する
先の言語化・文章化にも通ずる点ですが、曖昧な指示や納期のままタスクを割り振ると、
各自がゴールに達しているのかどうか分かりにくくなります。
そのまま放置してしまうと、一部の人に作業が集中してしまったり、
不要な余裕が生じる可能性があります。
タスクを割り振る際は納期や責任者を明確にし、
タイミングを見計らって上司側からも確認をとりましょう。
必要に応じて他メンバーにタスクを移したり、
時には自身が巻き取ることも重要になってきます。
③コミュニケーションを大切にする
リモートワークで直接会わないと言っても、結局は人と人です。
何気ない会話であっても、仕事の協力依頼であっても、
お互いに話をする機会がなければ、そこに信頼関係を生むことはできません。
そこで、ぜひ上司からコミュニケーションの大切さを伝えたり、
それを高めあえる環境や仕組みを提案していきましょう。
例えば、オンライン飲み会や個別面談はよいきっかけになるかもしれません。
ただし、リモートワークにおいては、相手の状況を配慮することも必要です。
育児などの事情により不規則な対応になってしまうこともあるでしょう。
そういった各メンバーに対する理解も、上司の役割となるわけです。
オンライン時代に適した部下マネジメントを知り、
快適なリモートワークを推進していきましょう。
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