日々上司と仕事をする中で、時には厳しく指摘を受けることがあるかと思います。
褒められるとうれしいですが、やはり厳しい指摘は正直嫌ですよね?
でも、そんな厳しい指摘によって成長できたこと、営業女子のみなさんにもきっとあるのではないでしょうか。

ところで、みなさんは学生時代を振り返るといかがですか？

担任の先生や先輩に叱られたこと
部活動で毎日汗を流しながらこなしたきつい練習　など

あのときは涙が出るほど悔しい想いでいっぱいだった。
けれど、時間が経つと懐かしく思えたり、強く記憶に残っていたりしませんか？

私も学生時代を振り返ると先生に厳しく指摘されたことが強く記憶に残り、教訓となったことがありました。
それは、専門学生の頃、犬の訓練中（その場で待つことを教える訓練）のときです。
身に付けたスキルを使い、犬を訓練していたら、先生から厳しい指摘がありました。

先生
「今、犬に対してなぜその行動をとったの？」
「犬に何がしてほしかったの？」
「犬が何を今考えていると感じた？」
「自分がした行動に対してどんな影響があった？」

次々に飛んでくる容赦のない質問に、私は答えられませんでした。

先生
「考えなさい。」（答えが無いでは許されない！）
「考えがあまいから何をしてほしいのか犬にも伝わってない。だからいつまで経っても訓練技術があがらない。何事にも自分の行動、気持ちに意味を持ちなさい」

この後しばらくは先生からどのような指摘・質問がくるかびくびくしていました。
しかし、このご指摘をきっかけに、私は訓練に対する意識と行動は大きく変わり
結果として、犬の表情や感情を見逃さない“観察力”や”その観察に基づいた”判断力“をピッカピカに磨き上げる事ができたのです!

このように、みなさんにも今まで経験された中で苦い思い出だけど、今まさに活かすことが出来ていると感じることがきっとあるはずです。

上司からの厳しい指摘によって、自分の成長が加速する事を、日々実感しています。
最近では、上司の厳しい指摘が不思議と褒め言葉に聞こえてきて、上司との心的距離が縮まっています。笑

苦い経験はいつしかほろ苦い経験になります。