ヒップスターゲート

サクッと調べられるHRD用語集

HRD用語【パーソナルパワー】

2016.01.26

【パーソナルパワー】

個人が持つ魅力の他者への影響力を意味し、人材領域ではリーダーシップを構成する要素の一つとして認識されている。対語としてポジションパワーがある。

 

職場で、部下に命令をして仕事をしてもらうには、ある種のパワーが必要です。
このパワー、分かりやすいのは「職位」や「報酬」ですが、こうした場合のパワーをポジションパワーと呼びます。

これに対してパーソナルパワーは「専門力」「同一視力」だとされています。
●専門力・・・専門分野の知識
●同一視力・・・業務経験や実績が形作る要素などの魅力
という事ですが、ぜひ尊敬する先輩を思い起こしてみてください。
仕事ができ悩み事の相談にも嫌な顔をせず乗ってくれる。
まさにパーソナルパワー、専門力と同一視力を持った人です。

さて、社会心理学者フレンチとラーベン(アメリカ)は、人を服従させるパワー又はリーダーシップパワーとして、次の5つを提唱しています。
・正当権力
・報酬力
・強制力
・専門力
・同一視力
このうち、ポジションパワーが報酬力、強制力、正当権力で、パーソナルパワーが専門力と同一視力です。

ポジションパワーはどれも威圧感がありますが、パーソナルパワーには受け手の裁量余地があり、絶対的ではありません。
例えば、受け手に同等の専門力がある場合、リーダーシップパワーとしては意味がない、といったように。
しかし、逆を言えば、受け手の感じ方や能力を背景にするパーソナルパワーは、リーダーとそのメンバーの関係を強固にすると捉えることができます。

現在、職位のあるリーダーは勿論のこと、これから新入社員を受け入れるたくさんの先輩の皆さん、日々の経験がパーソナルパワーとなるよう、意識して過ごしてみませんか。

お気軽にお問い合わせください!月-金/9:00-18:00

お電話でのお問い合わせ 0354650506 メールでのお問い合わせ お問い合わせフォーム