実行に向けての考え方
自分の実行力を強化したいと大変な努力をしても、その結果が評価されなかったらどうでしょう。
その時の落ち込みは、相当に厳しい状況であることは間違いありません。
では、そうならないために大事なことは何でしょうか。
上司の期待を把握する
前回、山に登る例えをしましたが、自分の登りたい山と上司の期待する山とが違っていると、先述のようなことが起こってしまいます。
せっかく努力して登ったのに、違う山を登ってしまった時です。
このようなミスをしないためには、企業が何を目指しているのか、自分のいる部門に期待されている役割は何なのか、目指す山は何なのか、これを見誤らないことが重要です。
違う山ならまだしも、反対の方向を向いた湖の底を目指していることにならないために、上司とよく話し合い、登頂する頂を一致させましょう。
良い管理職なら、そもそも、そのような間違いをしないように、よく面談をし、状況を把握して助言をしてくれるものですが、上司と言えど、忙しく部下のことを考える余裕がないことは多々ありますし、企業によっては、上司が近くにおらず、相談すら、ままならない、ということもあるでしょう。
しかし、どのような状況であれ、上司と方向性を一致させる必要があります。
良い仕事をしたいという部下の相談を断ることは、まともな企業であればありえないことでしょう。
この相談にのってくれないようであれば、いわゆる、ブラック上司、ブラック企業かもしれません。
迷わず進路の選択をお勧めします。
つまり、それ程に実行力強化には上司のフォローが大切だということです。
自分一人で考えた独りよがりの頑張りは、一般的にはしない方がいいでしょう。
上司とよく話をして、自分の描くイメージと、上司の思いが一致したならば、夢が保証された道を進んでいくことができます。すなわち、組織との方向性を間違えないことが大切です。
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