PDCAと大切なビジョン
仕事の進め方として大切だと言われていることの1つに「PDCAを回す」があります。
企業内で本当によく聞くのですが、実際にPDCAを回して仕事ができている人はどのくらいいるのでしょうか。
少なくとも、このPDCAを回していれば、素晴らしい仕事ができているはずなのですが、実際には、DDDC、DDDD・・・などという仕事が多いのではないでしょうか。しかも、チェックしたところ、ケアレスミスが見つかったということで、挽回するようなことを繰り返している場合もあるかもしれません。
そんな仕事の進め方をしていると、PDCAが大切と言いながら、いつも通りの変わらない仕事を進めることになってしまいます。
では、このPDCAを回せていれば、実行力を強化できるのでしょうか。
ここで、海外でのPDCAについて触れたいと思います。実は、PDCAの前に、大事なことが隠されているのです。
大切なビジョンとPDCAに潜む落とし穴
海外では、PDCAの前に、ビジョン(Vision)と、組織化(Organization)がセットされています。
国際規格のISOにこの管理方式が取り入れられているため、品質や環境の規格で第三者認証を受けている日本の企業は、欧米式の仕事の回し方を学びました。
そのため、企業のマネジメントシステムは、まずビジョンがあり次に組織があるわけですが、個人の仕事に落とし込む段になると、なぜか、PDCAだけになってしまうのです。
こうなると、計画的に仕事をすることが返って罠となる場合があるのです。
何が罠か、何が落とし穴かと言うと、考え方の最初が「計画」になってしまうことが「罠」なのです。
まずは、自分が何をして、どういう状態になれば理想的なのかビジョンを考えることが重要なのです。
このビジョンは、「何のためにこの仕事をするのかをよく考える」とも言い換えることができます。
仕事を始める前に、どんな仕事をすればいいのかをよく考えて、目的や目標を見定めることこそが、いい仕事をする秘訣です。
これができないと、実行力を上げることはできません。
繰り返しのルーチンワークの実行は延々とできますが、革新的で誰もが喜ぶ仕事をすることはできません。
自分のビジョンを持てるくらいに、仕事のことをよく考えましょう。
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