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HRD用語【観察学習】

2016.07.01

【観察学習】

自分が直接的に体験をしなくても、モデルとなる人物や映像、文章などを見て行動と結果を学びとる学習のこと。「社会的学習理論」(心理学者アルバート・バンデューラ、カナダ)の中心的概念。

 

夏が近づいています。
夏といえば、夏休み。夏休みといえば朝顔の観察日記。
「私はヘチマを育てました。」という方もいらっしゃるかも。
この場合、朝顔なりヘチマなりの生態を学習することが目的なので、「観察学習」とは違います。

人材育成や心理学でいう観察学習は、
観察対象の人物や事象が起こす行動によってもたらされる変化や結論が、
観察者の内面で認知され、観察者にも行動変容が生じることを言います。

私どもの社員研修プログラム「Do★Do★Do」は体験学習です。
会社や仕事を疑似体験することで、ビジネスパーソンの自覚ある行動を促します。
一方で、バンデューラが提唱する観察学習は、疑似体験の必要はなく、
見て、認知し、モノゴトの理解ができれば学習が進むというものです。
見る対象は「人」でなくともよろしい、という事なので、
皆さんが本や映画、ニュースなどから感じ取り、学んだ経験は正に観察学習です。
たしかに、Do★Do★Doに立ち会い、受講者の皆さんから学ぶことも多いのですよ。

日常において、目にし、耳にするモノゴトの雑多なこと。
しかし、意識的に行動と結果を感じ取る準備があれば、人は学べるということです。

ところで、朝顔。
朝に咲くイメージですが、実はまだ日の明けない暗いうちから咲き始めます。
日が昇ってから咲く、他の多くの花より先んじて開花することで、
朝の時間帯、虫たちを独占して呼び寄せています。

子供達、「友達が寝ている間も勉強して頑張ろう」なんていう観察学習も可能ですよ。

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