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話題のロジハラから考える思いやりの重要性

2021.01.22

最近話題の○○ハラスメント

近年、○○ハラスメントという言葉が多く生まれています。
ここ最近で言うと、昨年日本中で社会現象化した「鬼滅の刃」に関連した
“キメハラ”などでしょうか。

作品を知らない人に対して「まだ見てないの?見ようよ」と押し付けたり、
その作品を「つまらない」もしくは「興味がない」と周囲に言えない雰囲気があり、
辛い思いをする方も多かったそうです。

その一方、ビジネスシーンにおける○○ハラスメントとしては
ロジハラ”というものを最近よく耳にするようになりました。

ロジハラってなに!?

ロジハラとは、ロジカルハラスメントの略で
正論を振りかざして相手を追い詰めてしまうハラスメントのことです。

特にビジネスシーンにおいては、
上司から部下に指示などをする場面で起こりがちです。

ただ、これ線引きが非常に難しいんです。

それもそのはず、加害者側からすれば
「正しいことを伝えたまで」という言い分になりますし、
その一方で、被害者側からしても、
「精神的に大きなダメージを受けているが、言っていること自体は
間違っていないので、ハラスメントと言えるのか分からない」
というように、何とも言えない感じになってしまうんです。

では、ロジハラになるか・ならないかの境目はどこかというと、
相手の前提や背景を知ろうとする「思いやりの心」があるかないかだと思います。

「自分がどう思っているか」ではなく、「相手がどう感じるか」

以下のようなケースを思い浮かべて見てください。

 ――――――――――――――――――――――――――――――

 部下に依頼していた書類が納期までに提出されなかった場面において
「どんな理由があれ、納期厳守するべき」と指示をする

 ――――――――――――――――――――――――――――――

もちろん、上司の指示は間違っていませんよね。
ただ、これだと「どうして納期に遅れたのか」
という相手の背景を全く理解しようとしていません。

いくら本人のためと思い叱責をしても、
相手が嫌がらせだと感じてしまう伝え方になってしまっていたら、
それはハラスメントだ!と叫ばれてしまう可能性もあります。

もし、この例であれば、
「部下に同じ失敗を起こさせない」という目的をもって、
部下と対話をしてみると良いでしょう。

そうすると、
「他の上司から、より緊急性の高いタスクを任されていた」
「子供が病気になって、その看病に追われていた」
などと致し方ない理由が出てくるかもしれません。

上記理由であれば、「事前の報連相があって然るべきだ!」と思うのも
もちろん分かりますし、最終的に伝えるべき事項だとは思いますが
まずは相手に寄り添って、やる気を蔑ろにしない対話をすることが重要です。

また、もしかすると、部下の話を聞いていくうちに、
そもそもの仕事スタンスや思考のクセから
「納期を守る重要性を理解していない」
「自身の業務能力を過信し過ぎている」
なんていう隠れた原因も見えてくるかもしれませんしね。 

まとめ

ビジネスシーンにおけるコミュニケーションでは
「論理的に分かりやすく」、「結論ファースト」、「事実と意見は区別する」
などとよく言われますが、これらはあくまでコミュニケーションを円滑に回す一方法に過ぎず、
どんな状況においても、必ずしも効果的であるとは限らないことを理解しておくことが重要です。

 特にこのコロナ禍で、先の見えない世の中に対する不安やストレスから
つい相手への配慮が欠けてしまいがちですが、
こんな状況だからこそ周囲への思いやりをもって生活することで
仕事だけでなくプライベートでもより良好な人間関係を築けるかもしれません。

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