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ウイルスより怖い!?コロナ禍によって浮き彫りになった同調圧力の恐怖

2021.01.13

自粛警察から見える日本の闇

今年の新語・流行語大賞にもノミネートされていた
“自粛警察”という言葉はご存知でしょうか?

このコロナ禍において、マスクを着用していない人や営業自粛に応じないお店に対して、
個人でかつ私的な取り締まりをする人々のことを指して使われる言葉です。

実際に地方では、都内から帰省してきた人がいる家に対して
貼り紙をしたり、石を投げこんだりと問題になりましたね。

では、なぜこのような自粛警察と呼ばれる人たちが
台頭してきたのでしょうか?

同調圧力の怖さ

それは、“同調圧力”と呼ばれる
日本にはびこる文化が大きく影響していると考えます。

具体的に同調圧力とは何かというと、
少数派を許さず、暗黙のうちに多数意見に合わせるように
誘導することを指します。

「暗黙の了解」、「空気を読む」なんて言葉が日本で横行しているのも
こういった文化があるからでしょう。

ただ、これは必ずしも悪いことではないのです。
現に法的拘束力のない「自粛」や「要請」に対しても
ほとんどの日本人が従っていますよね?

欧米で「外出禁止命令」と「罰則」といった
法的拘束力のある措置を取っているのは、
法的拘束力がないと誰も政府の言うことを聞かず、
暴動などが起こってしまうからだそうです。

ではこれがなぜ今問題になっているかというと、
「自粛」や「要請」といった世間のルールに逆らっている人を発見したときに、
たとえ自分に直接危害を加えるものでなかったとしても、
「自分は我慢しているのに何で?」という被害者意識に繋がり
あたかも当たり前かのようにバッシングを浴びせてしまうからなのです。

そして、それらを是としてしまう日本の文化にも問題があると思います。

人材育成と同調圧力の関係性

「今どきの新人や若手はパッとしない」
「良くも悪くも平均的」
なんて言葉をここ数年よく耳にします。

おそらくその理由は、この同調圧力という文化の下、
「世間体」というものを常に気にしながら生活することを、
特に今の若い方々は求められ続けてきたからだと思われます。

それに加えてインターネットが発達している現代においては
一度、世間の目の敵にされてしまえば、
匿名で心無いコメントを浴びせられるという怖さを
知っているという点もあるかと思います。

「業務効率改善のための新たなアイデアを思いついても、
楽したいのかと思われてしまいそうでなかなか言い出せない。」

「ほかの人達がまだ残業しているのに、自分だけ先になんて帰れない。」

など

行き過ぎた同調圧力は個人の発信や組織のイノベーションを
阻害するケースも大いにあると言えます。

もちろん周囲に合わせたり、空気を読めるのも日本人の良さではあるのですが、
息苦しさを感じている人も多いのは確かです。

ただ相手に合わせるだけの“思いやり”ではなく、
相手の個を尊重する“思いやり”を持てるようになると、
少し状況は良い方向に進むかもしれません。

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