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オンラインコミュニケーション・人材育成に有益な「褒める」スキル

2020.12.17

オンラインコミュニケーションが主流となり、新人・後輩育成もオンライン上で行う機会が増えているかと思いますが、対面コミュニケーションとの違いに戸惑うことも多いのではないでしょうか。

オフィスで共に仕事をしていない環境下では、画面越しではない業務時のフォローは細かくできませんし、様子を伺うことはできません。依頼した業務の進行状況・成果物の確認はもちろんですが、育成される新人・後輩の自らの状況報告も非常に必要な要素となってきます。

つまり、今まで以上に業務についての報告・連絡・相談をしっかりと行うこと、そして、業務面もメンタル面もフォローできる密なコミュニケーションを取ることが重要です。

さて、その為には…些細なことでも話してもらえるような信頼関係の構築が必要です。
今回のコラムのテーマである「褒める」について考察していきましょう。

褒めることで承認欲求が満たされる

「褒めて伸ばす」ことは子育て論でもその是非が問われるところではありますが、短期的な成長を促進するのであれば、有益な方法と考えられます。人は褒められることで、元々持っている“他人から認められたい・尊敬されたい”という承認欲求が満たされます。

心理学者マズローの自己実現理論(欲求5段階説)によると、人間は生理的欲求、安全安定欲求、所属と愛の欲求(社会的欲求、集団帰属)が満たされると、次に承認欲求が芽生えます。承認欲求が満たされると、最後に自己実現欲求が芽生えます。

つまり、人間は生理的欲求・安全安定欲求とともに承認欲求が十分満たされてはじめて、自分自身をより成長させようという自己実現欲求に従って行動できるようになります。
(マズローの「自己実現理論」についてのコラムはこちら

“褒める“はポジティブコミュニケーション

「笑顔が素敵ですね!」「今日の発表わかりやすくて良かったです!」「臨機応変な対応さすがです!」…このような“褒める”言葉、少しお世辞がはいっているのでは…と勘繰るかもしれませんが、言われて嫌な気分にはならないのではないでしょうか。

上記のセリフにはあえて“!” エクスクラメーション・マークも入れたように、明るくポジティブな声がけにつながってもいます。

また、人は褒められたことに対して相手にも褒めて返そうという“返報性”という心理法則が働きます。褒めることは「あなたのことを気にかけて、好意を持っていますよ」と伝えることでもあります。褒めることによって相手への好意を示せば、相手もおのずと好意を持ってくれるでしょう。よって、信頼関係も構築されやすくなるのです。

“褒める”言葉のトレーニング

上記のように、“褒める”言葉はポジティブな要素を多分に含みます。常日頃から“褒める”
言葉を発することができるように、“褒める”言葉をストックしておくと良いでしょう。

ある、ジュエリーショップ様の接客研修で、お客様を“褒める”言葉がすぐ出るように、短い時間内で言葉を出し合うワークを実践したこともありますが、得意な方もいれば苦戦されている方もおりました。トレーナー研修や職場のコミュニケーション研修等で、何人か集まる場で実施し、より多くの言葉を使えるようにしておくと良いでしょう。

“褒める”が逆効果にならないために…気を付けたいこと

・容姿(特に異性)を褒める
 ハラスメントに捉えられる可能性はありますので、避けた方が良いでしょう。

・他人と比較しない
 他人と比較して褒める言葉は、一方に対してのネガティブな言葉です。
 自分のことも、他人には悪く言っているかもしれないという不信感にもつながります。

Iメッセージで伝えるようにする
 「○○さんの発想力は素晴らしい!」と
 「私は、○○さんの出した案の発想力が素晴らしいと思いました」と感じ方の違いはありませんか?
 前者は伝え方・捉え方によっては、“評価”されているように感じられてしまうことがあります。
 後者のように、“私”を主語にした“Iメッセージ”で伝えると心から褒められているように感じます。
 また、より具体的に褒めることを意識すると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。
“褒める”スキルを、オンライン時代のコミュニケーション術・人材育成スキルの一つとして、心がけてみてはいかがでしょうか。

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