ディソシエイトで、簡単感情コントロール!
2021.06.08
ツイート感情に振り回されるのは仕方のないこと!?
辛い出来事があると、いつまでも引きずってしまう人っていますよね。
例えば失恋。振られた時のことを何度も何度も思い出して、後悔して、
何がいけなかったのか自分自身を責めたりするものです。
本当は、こんな感情から抜け出したい。
でも自分ではどうしようもならない。
その状況にまたイライラしたり、落ち込んだり。
余計に自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
失恋だけではありませんね。
仕事で辛いことがあった。
親に叱られてしまった。
こうしたことがある度に私たちは怒ったり、悲しんだり、落ち込んだりと
様々な感情が体の内側から湧き上がってきます。
時にこの感情に我を忘れてしまい、
相手にひどい暴言を吐く、モノにぶつかるなど
普段の自分では到底やらないような言動をしてしまうこともあります。
これは生きている限り、仕方のないことなのでしょうか!?
ディソシエイトで感情を外側から観察する
感情をもっとコントロールできたら楽なのに。
そう思う方は、ぜひ「ディソシエイト」を試してみてください。
ディソシエイトとは、物事を客観的に見ている状態のことを指します。
この文章にある"物事"を自分自身に置き換えます。
映画館で想像すると分かりやすいかもしれません。
あなたは今、観客席でスクリーンを見ています。
そのスクリーンに自分が出演している映画を観ている状態です。
あくまでも主体は観客席にいる自分自身です。
過去の辛い出来事は全てスクリーンに映っている自分が体験しています。
それを観客席から観ているイメージです。
どうですか?想像できましたか?
一歩引いた目で、自分の姿を冷静に見ることになりますので、
その時に感じた不快な感情はあまり出てくることはないでしょう。
感情に振り回されて落ち着かない。思考が止まってしまう。
大きな問題やストレスを抱えていると、人は適切な判断を下せないものです。
そんな大変な時こそ、感情を外から観察するディソシエイトを活用してみましょう。
ディソシエイトの技術を身につけることで、
一時の激しい感情に振り回されることなく、
日々を過ごすことが出来るようになるでしょう。
感情を切り離す ≠ 感情を消す
感情に振り回されるのは生物の特権です。
「感情とは生きている証」とも言えそうです。
機械やロボットではそうはいきません。
(もしかしたら数十年後には感情を持つロボットが誕生するかもしれませんが)
また、感情それ自体は人生において非常に重要なものです。
脳の扁桃体から感情は生まれると言われていますが、
扁桃体は外から信号を受け取って、快・不快かの判断をしています。
快とは、言うなれば自分にとって安全であること。
逆に不快とは、自分にとって危険、または良くないことを意味します。
例えば、今あなたは火曜サスペンス劇場に出てきそうな
切り立った崖に立っているとします。
ここで多くの人は、「落ちたらどうしよう・・・怖いな」
という感想を持つことでしょう。
この不快な感情を消すために、崖から離れるという行動を選択します。
そして、今後は近づかないようにしようしますよね。
不快な感情から逃れるとは、自分自身の命を守ることに繋がるのです。
今回は感情を切り離しましょう、という話でしたが、
決して「感情をなくしましょう」ではありませんので、悪しからず。