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あゝ人材教育!3分ななめ読み

経済産業省が注目!「越境学習」とは

2022.09.26

VUCAと呼ばれる変化の激しい時代において、新たな人材育成の手法として、「越境学習」が注目されています。 

越境学習とは

越境学習とは普段所属している会社や部署とは違う環境に身を置くことで、新たな学びを得ることです。

一般的には、越境学習を行う当人は、本来の組織に籍を置いたまま、
短期的もしくは長期的に別の業務やプロジェクトへ参加します。

他者留学、社外留学と呼ばれることもあります。

越境学習の方法

越境学習には様々な方法や種類が存在しますが、中でも代表的なものは以下の3つです。

ワーケーション

ワーケーションとは、「ワーク(Work)」「バケーション(Vacation)」を組み合わせた造語で、
観光地や帰省先など、自宅以外の場所でリモートワークを行うことです。ここで注意したいことは、
カフェなどでリモートワークすることは、ワーケーションに含まれないということです。

あくまでも仕事と休暇が融合している状態を指します。

レンタル移籍

レンタル移籍とは、一定期間他社で就業し、これまでとは違う環境で働くことで学びを得てくることです。

研修制度の一環として行われるため、契約は継続のまま他社に就業し、
給与は在籍している企業から支払われることが一般的です。

プロボノ

プロボノとは、「pro bono publico(公共善のために)」の略語で、
本業で培った専門スキルを用いて無償のボランティアを行うことです。

通常のボランティアに比べて、自身の得意分野、知識を活かせることが特徴です。

日本では、NPOや行政機関、公共施設などでプロボノのサービスが提供されています。

近年では、自分のスキルを無償提供したい人と、スキルを求めている人、
団体とのマッチングを行う活動も増えています。

学習のメリットとは

越境学習のメリットは主に3つあります。

自社の生産性向上が期待できる

他社で就業する経験は、自社にはないノウハウやメソッド、情報を獲得するチャンスです。

それらの情報を得ることで、自組織のルールや仕事の進め方を見直す機会となります。

より効率の良いやり方を自組織に上手く反映させることで、組織の生産性を向上することが期待できます。

社員の成長につながる

越境学習を通して、社員に自分自身の仕事における価値観や得意分野を再認識させることが出来ます。

これまでとは違う領域の業務を行うことで、自分これまで発揮できていなかった潜在的な力を
発揮することができるかもしれませんし、反対にこれまで得意だと感じていたことが、
他社では通用しない可能性もあります。

新たな自身の気づく機会となり、さらなる成長につながる可能性があります。

精神的に安定する

これまでと違う職場で働くことは、新たなコミュニティに所属するということです。

一緒に働き良い人間関係を構築することができれば、就業期間が過ぎたとしても、
関係自体は続く可能性高いです。複数のコミュニティに所属することは、新たな気づきを得る機会が増えるため、成長機会が多いことはもちろんですが、精神的に安定させるという医学的な良い面もあります。

まとめ

変化の激しい時代に対応するために、越境学習が注目されています。

1社のみで自身のワークスタイルを確立させるのではなく、複数の仕事経験を得て、
自身の価値観や自己理解を深め、今後のキャリアデザインを描いてみても良いのではないでしょうか。

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