2022.09.29

成功するためには「やり抜く力」が必要

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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ビジネスパーソンやアスリート、学者や医師など、
成功を収めている人には共通の心理特性があります。
それが「やりぬく力= GRIT 」です。
先天的な能力にかかわらず、困難な場面に遭遇しても立ち向かうことが成功を収める秘訣とされています。

やりぬく力=“GRIT“とは

GRIT(グリット)は、日本語では「やりぬく力」と定義されており、以下4つの単語から作られた造語です。

Guts(ガッツ): 困難に立ち向かう「闘志」
Resilience(レジリエンス): 失敗してもあきらめずに続ける「粘り強さ」
Initiative(イニシアチブ): 自らが目標を定め取り組む「自発」
Tenacity(テナシティ): 最後までやり遂げる「執念」

 アメリカのペンシルヴァニア大学心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワークス氏が
陸軍や教師、販売員など様々なシチュエーションにおいて、
「成功を得るのは誰か、その要因は何か」を研究したところ、成功を左右していたのは「やり抜く力」でした。 

成功に才能やIQは重要ではない

GRITという概念の大きな特徴はやり抜くということに先天的な才能やIQなどは大きく関係していないことです。
もちろん、成功をするためには最低限の才能やIQは必要かもしれません。
しかし、これらを活かすことができるかは別の問題になります。

GRITは後天的に努力で伸ばすことができるスキルであり、ここで関係してくるのは「情熱」と「粘り強さ」の2つです。
物事をやり抜くには長期目標にむけた情熱や忍耐力、継続するためのスタミナが必要です。
どれだけ優秀な才能やIQを持っていても途中で挫折してしまったり投げ出してしまっては成功を収めることはできません。 

GRITを育てる4つの要素

  • 興味・目的意識

GRITを高めるためにはまず、継続して行うことが重要です。
そのためにも本気で打ち込めるような興味やのあることやを見つけることが大切な要素の1つです。
ビジネスにおいては、長期にわたって作業するものがでてきます。
まずは、取り組みやすい自身の得意分野を見つけることもよいでしょう。

  • 練習

粘り強く続けることもGRITを高める上で欠かせません。
自分の興味のないことを継続することは難しいことですが、
今よりも少し難しいことに挑戦してみるだけでもGRIT力は向上します。
その中で、自分ができていること、できておないことをチェックし、
できる範囲を増やしていくようにすることで、より一層興味や継続意欲が高まってきます。
こういった練習を何度も繰り返し行いましょう。 

  • 目的

継続するためには動機付けも重要です。目的が明確になっている時は、最後までやり抜きやすくなります。
そのため、具体的な目的を見つけ、明確にしましょう。
また、ロールモデルを探すことも効果的です。 

  • 希望

GRITを高めるためには、困難に直面しても立ち向かえるような希望があれば、
粘り強くやり抜くことができるはずです。
GRITが低い人の特徴はネガティブな考えを持つ人です。目標に対して後ろ向きな姿勢が見られます。
そのため、繰り返し練習を行う中で、成功体験を積み重ね、
後ろ向きの姿勢を前向きに、ポジティブな考えに変えていきましょう。 

まとめ

成功を収めるためには先天的な才能やIQではなく、やり抜く力「GRIT」を高めることが大切です。
GRITは練習をすれば誰でも伸ばすことができる能力ですので、
小さな成功を積み重ね、やり抜く力を身につけましょう。

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