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3分で読める人材教育の話

コロナ禍における「キャリアサバイバル」の必要性

2020.05.31

キャリアサバイバルとは

キャリアサバイバルとは文字通り”生き残る“ためのキャリア開発の概念で、自分らしい(=キャリアアンカー)キャリアを築くための周囲の環境や状況に上手く適応していくことを指し、キャリアアンカーと同じくアメリカの心理学者エドガー・シャインが提唱しました。

VUCAと言われる変化の激しい現代社会では、働き方の多様化も進み、キャリアアンカーに合った仕事や環境を常に維持することは容易ではありません。個人のアンカーを押し通すだけではなく、職場や職務への適応を図ることも大切であることからキャリアサバイバルが提唱されました。コロナ禍においては、正に必要とされる考え方です。

コロナの影響を受ける中、個人のキャリアが順調に開発・発展するためには、個人と組織のニーズを互いにマッチングしていくことが重要となります。

キャリアサバイバルを考える(個人)

現在の組織と個人のニーズをマッチングさせ、キャリア開発を行っていくステップは下記の通りです。

1.現在の職務と役割を棚卸しする
現在行っている仕事や役割、期待されていることを整理し、組織からのニーズを理解する。同時に、自身のキャリアアンカーも割り出します。

2.環境の変化を識別する
マーケットや利害関係者等、今後の様々な環境変化をシミュレーションします。

3.環境の変化が利害関係者の期待に与える影響を評価する
環境の変化は、本人だけでなく関係者にも影響を及ぼすため、会社や上司等の関係者が自分に対して期待する事が、変化していく可能性があります。関係者の評価や期待がどうなるかを考えます。

4.職務と役割に対する影響を確認する
関係者の評価や期待が変化することによって、現在の職務と役割がどう変化するかを考えます。

5.職務要件を見直す
変化した期待に応える仕事内容とはどんなものなのかを考えます。

6.プランニング・エクササイズの輪を広げる
変化していく期待や職務を達成するために、自分のキャリアアンカーを大切にしながらも、今後どうするべきかという目標や計画を立て、実際に行動に移します。

キャリアサバイバルを支援する(組織)

企業は個人に対してキャリアサバイバルの支援を行う必要があると考えられます。自組織でのキャリアデザインの可能性を見出せるように面談を行い、現在や将来の仕事や役割に対する期待を明確かつ具体的に伝え、共にキャリア開発を行うスタンスが求められます。

企業側のニーズを個人に伝えることで、企業と個人双方に成長をもたらすキャリアサバイバルが考えられるようになります。
ここで、注意しなければならないこととして、企業のニーズを伝える際は、あくまで提案・相談であることを伝えましょう。指示命令となってしまうと企業側からのキャリアの押し付けと考えられてしまい逆効果です。

不安定な状況下であるからこそ、人材教育の現場では、個人に寄り添ったキャリア開発が重要です。人材の流出を防ぎ、荒波に立ち向かえる強靭な組織作りのためにも、組織でのキャリア開発支援の取り組みは、今まさに必要とされています。

 

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