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3分で読める人材教育の話

話の聴き方、できていますか?

2022.07.29

誰もが一度は学ぶ話の聴き方

新入社員研修において、必ずといっていいほど出てくるのが話の聴き方です。
それは弊社のビジネスマナーやコミュケーション研修でも例外ではありません。

「相手の話に耳と心を傾けて聴きましょう。
 適度な相づち、うなずきをもって話を聴きましょう。」

研修講師が話を聴くことの効用ややり方を説き、受講者に実践をしてもらいます。
時にはこんなワークを行うこともあります。

まず受講者同士を二人一組にして、
一人が話し手、もう一人を聞き手の役割に固定させます。

そして、話し手は自分のしたい話を自由に1分間しゃべります。
その時に聞き手には自分が考える最低最悪な聴き方を行ってもらいます。
それは例えば、足を組んでそっぽを向いていたり、
相手の話に一切のリアクションを取らない、などです。

こうすると、話し手はどんなに自分が話したいテーマであっても、
ものの数十秒で心が折れて、言葉に詰まってしまいます。

そうしたワークを通じて、受講者は話の聴き方の影響力を体感し、
実はコミュニケーションの成否の鍵を握るのは、
話し手ではなく、聞き手であることを理解します。

相手の話を聴くときに大事なのは、相づち?うなずき?

真剣に相手の話に耳を傾けましょう、といわれても、
最初はどのようにそれを表現すればよいか分かりません。

そこで、相手の話に適度にうなずき、相づちを打ちましょう、
相手の話をオウム返しして、繰り返すようにしましょう、
などとレクチャーを受けるわけですが、話を聴いてますよアピールをすることに精一杯で
肝心の相手の話の内容を理解するのが疎かになってしまう新入社員もしばしばいます。

そもそも人間は相手の話を集中して聴くことは得意ではありません。
私たちは相手の言葉や表情から常に何かを自分なりに解釈して、判断しています。
例えば、相手から悩みを聴いている時、多くの人は条件反射的に解決策を
頭の中で探して、これを話そうと決めてしまっています。
その時の意識は相手ではなく、自分自身に向いてしまっているのです。

これはおそらく子どもの頃からの習慣が体に染みついてしまっているのが、
原因の一つかもしれません。
子どもは自分の欲求を親や他人に訴えることを何よりも優先します。
相手がどんな話をしていようが関係ありません。
自分の言いたいことを言いたい、分かってもらいたい、その一心です。
つまり、人間は生まれた時から聴くよりも話すことを優先して育ってきているのです。

このようにもともと話を聴くことが得意でないのに、
そこに話の聴き方のテクニックを上乗せしても、うまく機能するはずがありません。
そうしたテクニックも確かに重要ではありますが、
まずは何よりも話し手の感情に思いをはせることが大切です。

いま相手ははどんな想いで、この話をしているんだろう・・・?
何を分かってもらいたいんだろう・・・?

自分の存在を相手に重ね合わせて、同期するような気持ちで
相手の話に耳を傾けてみること。
そうして相手の立場に寄り添おうとすれば、
自然と相手の感情に近しい表情に自分の顔が変化していくはずです。
これこそが傾聴であり、共感的な姿勢を持って相手の話を聴く、ということなのです。

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