自己分析をすることは大切だと言われていますが、
どのように行えばいかわからない方は多いのではないでしょうか。
また、仕事においても人間関係や業務が円滑に進まず困っている方も少なくないでしょう。
自己分析に役立つ1つとして「エニアグラム」と呼ばれる適性診断ツールがあります。
エニアグラムとは
エニアグラムとは、9つの点を持つ円周と点と点を結ぶ9つの線によって構成される図のことです。
ここでの点は性格を指しており、9つに分類してそれぞれの性格の強み、弱みはもちろん、
その時の精神状態によってどのような行動をおこすかなど判断することが可能です。
9つに分類した性格類型はビジネスにおいての適性を調べる手法の一つとして活用できます。
9つの性格・診断方法
エニアグラムの診断は90項目の質問に答えていくものです。
9つの性格には固有の特徴があり、このように分類されます。
タイプ1.改革する人(理想や目標に向かって努力を怠らないタイプ)
タイプ2.人を助ける人(思いやりに溢れ、献身的な態度をとるタイプ)
タイプ3.達成する人(成功や達成感を重視するタイプ)
タイプ4.個性的な人(独特的な感性を持っているタイプの人)
タイプ5.調べる人(事前の情報収集に基づいて慎重に行動するタイプ)
タイプ6.忠実な人(何事も真面目かつ誠実に取り組むタイプ)
タイプ7.熱中する人(日々の生活に刺激を求めるタイプ)
タイプ8.挑戦する人(困難な物事に挑戦することに喜びを感じるタイプ)
タイプ9.平和をもたらす人(穏やかで平和を願うタイプ)
エニアグラムの目的とビジネスに対する効果
エニアグラムをビジネスにおいて行う目的は大きく分けて2つあります。
価値観を知る
エニアグラム診断を行うことで、自分の適性や自己理解が深まります。
自身の中にある潜在的な良い部分、反対に改善が必要な部分を知ることで、自己成長が見込めます。
仕事においては自身の得意不得意を自覚することに役立てることができます。
また、採用担当や教育担当、部下を持っている方においては、
自分自身のタイプだけでなく部下のタイプを知ることで、教育方針や管理にも活かし、
業務における部下の成長にも大きく貢献することができるでしょう。
互いの価値観を理解してパフォーマンスを高める
自身のタイプを共有することで、お互いの性格や特性を知り他者理解を深めることができます。
また、お互いの得意不得意を補い合うことで、組織のパフォーマンスを高めやすくなるだけではなく、
信頼関係を深めることにも繋がり、今まで以上に業務を円滑に進めることもできるようになるでしょう。
まとめ
エニアグラムは人の性格を9つに分類し、それぞれの特徴、性質を持つとされています。
あくまでも診断結果の分類のため、結果をそのまま当てはめるのではなく、自己分析の1つのとして考えるのがベストでしょう。
しかし、自分の性格や本質がわかれば、個々の特性を活かし、
対人関係やチームワークを高めることができ、業務効率の向上が図れるはずです。
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