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あゝ人材教育!3分ななめ読み

アドラー心理学が説く、横から目線のコミュニケーション術が凄い!

2016.02.08

自分の考えばかり押し付けてくる上司や、仕事に対するモチベーションが低い部下、、、。
あなたの会社にはこんな“どう接していったらいいのか分からない人”はいませんか?

最近ブームのアドラー心理学の考え方を確立した19世紀の心理学者アルフレッド・アドラーは「人間が抱える問題は、すべて対人関係上の問題である」と考えました。一日の大半を過ごす会社での人間関係は誰にとっても大切なもの。今回はアドラー心理学の考え方から、会社での対人関係について考えてみましょう。

例えば、自分の意見ばかり押し付けてくる上司は、“自信がない”というコンプレックスを隠すために自分の意見への賛成を求めているのかもしれません。また、仕事に対するモチベーションの低い部下は、失敗や未知の仕事への恐怖からわざとチャレンジから逃げているのかもしれません。

人は皆種類は違えど様々なコンプレックスを抱えています。
そんなコンプレックスを持つ人に対して、アドラーは褒めることも叱ることもしてはいけないと説いています。頭ごなしに否定したり自分の思い通りになったことを褒めるだけでは、相手に自分の考えを押し付けて従わせようとしているのと変わらないからです。

では、こんな人たちにはどう接していけばいいのでしょうか?

それは、相手がしてくれたことのみに注目し、感謝すること。あくまで相手と対等の立場になって、相手の行為を労い、自分はそうしてもらえて嬉しかったこと・助かったことを伝えます。相手を否定せず、相手の頑張りを認める、アドラーはこのような接し方を「勇気づけ」と呼んでいます。

このようにアドラー心理学では、優劣や立場の上下関係ではなく自分と対等な横の目線からコミュニケーションを築いていきます。相手の意見を尊重し配慮しながら対話していく、と考えるとわたし達日本人にもなじみ深いのではないでしょうか。

アドラー心理学はビジネススキルとしてだけではなく、新しい人間関係を構築する新たな見方を教えてくれます。ブームのきっかけである「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健著/ダイヤモンド社)や、最近ではアドラー心理学をビジネスやコミュニーションスキルに落とし込んだ書籍もたくさん出版されているので、まだ読んだことがないという方は一度手に取られてみてはいかがでしょうか。

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