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ところで“D&I”って何の略なの?

2021.03.26

あの有名テーマパークでもついに!

多くの方が一度は訪れたことがあるであろうディズニーランド。
そこで働くキャスト(スタッフ)の伝統的な行動基準として
The Four Keys4つの鍵~」というものがあります。
→Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(効率)

これらはゲスト(お客様)に最高のおもてなしを提供するための
キャストの判断や行動のよりどころとなっています。

実は昨年末、この4つのカギに新しいカギが1つ追加されました。
それが“Inclusion(インクルージョン)です。

インクルージョンには“全体をまとめる”、“中に含む”といった意味があり、
簡単に言うと多様な人々が共生することを意味します。

また、これと似た意味を持つ言葉として
皆さんも一度は耳にしたことがあるかと思いますが
ダイバーシティというものがあります。

そして、これら2つを合わせてD&Iと呼びます。

D&Iって何?

D&Iとは“DiversityInclusion(ダイバーシティ&インクルージョン)の略語で
多様な人材が集まる(ダイバーシティ)組織において、各々の多様性が尊重され、
能力が最大限発揮できるような状態にあること(インクルージョン)を指します。

現代においては、女性活躍推進や外国人・障害者雇用の促進、
働き方の多様化を認めるなど、多くの企業が様々の形でD&Iを推進しています。

では、多様性とは具体的にどういったものを指すのかというと
目に見えやすいもの(表層的多様性)と目に見えにくいもの(深層的多様性)
大きく2つに分けられます。

表層的多様性

性別や国籍、年齢、身体的特徴などの判断しやすい属性を指します。
一般的に多様性というと、これらをイメージする人が多いのではないかと思います。

深層的多様性

個性や価値観、習慣など、表面的には同じように見えるため
見落とされがちな属性のことを指します。

 

このような各々が持つ違いを認め、受け入れる考え方のことを
“ダイバーシティ”と呼びますが、それだけでは意味を成しません。
それらを各々が活かせるような制度構築・風土改革といった
“インクルージョン”の考え方を組み合わせることで、
組織に様々なメリットをもたらすのです。

D&Iを推進するメリット

①優秀な人材の確保

自社にある性別や学歴・年齢といった、いわゆる採用フィルターを取り除くことで、
これまで取りこぼしていたかもしれない優秀な人材を雇用できる可能性も上がります。

②イノベーションの創出

似た属性の人々が集まっていると発想も固まりがちですが、
これまでの就業経験や価値観といった深層的な多様性が広がることで、
革新的かつ創造的なアイデアが生まれやすくなります。

③働きやすい職場

マイノリティ(少数派)が受け入れられる環境下においては、
各々が職場で悩みや意見を発信しやすく、職場の風通しも非常に良いと言えるでしょう。

それが結果的に社員のモチベーション向上や、
離職率低下・定着率向上にもつながっていきます。

気をつけるべき“マイクロアグレッション”とは

もしかすると、自身のアンコンシャス・バイアスが原因で
意図せず相手の属性を批判してしまっているかもしれません。
これをマイクロアグレッションと言います。

例えば・・・

・「〇〇さんはブラジル人ということは、サッカーが好きなんですか?」
・「女の子はみんな甘いもの好きだもんね!」
・「○○先輩ならこんなミス絶対しないですよね?」

など

少し極端な例かもしれませんが、皆さんも同じようなことを
無意識にしてしまっているかもしれません。

マイクロアグレッションには“悪気はない”、“無意識に”という言葉の裏側に
“本質的には相手を尊重していない”という部分が見え隠れしてしまうため、非常にタチが悪く、
また、これに対して声をあげた人が“考えすぎ”と非難されることもあり、
結果的に精神疾患の発症、強いては退職といった悪循環につながるケースが散見されます。

人によっては批判に見えない細かなやりとりだからこそ、
マジョリティ(多数派)側の人々は無視できる、
という不公平な構造があるのがマイクロアグレッションなのです。

もちろん D&I推進において、積極的に多様性を受け入れようとする心持ちは
非常に大事なのですが、今一度自分の振る舞いを省みてみると良いでしょう。

・その質問は、相手に対して失礼にあたらないか?
・相手に聞く前に、自分で調べられることはないか?
・自分が求めている返答がくることを期待していないか?

など

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