昨今、人事担当者様と新入社員についての傾向をうかがうと、
「素直で真面目」だけど「自分で物事を考えて行動するのが苦手」「発信力が弱い」
というキーワードを耳にすることが多いです。
学習能力が高く、親和欲求が強く、言われたことに素直に真面目に取り組む傾向がある一方、
他の人と異なると目立ってしまうことや真面目な姿勢が「失敗したくない」という意識につながり、
積極性を発揮することにブレーキがかかってしまっているのではないでしょうか。
しかし、“失敗は成功の母“ という言葉があるように、挑戦して失敗し、
そこから原因や改良点を見つけ出すことで成功に近づくことができるものです。
新入・若手社員の挑戦を促す、失敗へのおそれを和らげる“失敗のメリット“をまとめてみました。
より良い方法を考えられる
前述の“失敗は成功の母“という言葉通り、挑戦し失敗をしなければ気づくことのなかったこと、
改良すべき点、新しい方法等を思いつくことができ、より良い結果につながる可能性が高くなります。
発明王のエジソンは「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法をみつけただけである」
という言葉を残したと言われています。
失敗への免疫ができる
失敗経験を重ねることで、恐怖感が薄れていき免疫ができます。
「ダメでもともと、成功すればラッキー」という心持ちで、
挑戦へのハードルを下げることができます。
一人で失敗の責任を負う必要はない
会社での仕事に一人で責任を負わなければならないということはありません。
責任の度合いは異なるものの、チームで仕事をしている以上、上司にも責任は発生します。
部下に挑戦をしてもらいたいのであれば、失敗を受け入れる風土がチーム・組織全体で必要でしょう。
挑戦への勇気づける一言があるだけで、失敗へのおそれは和らぎます。
人の失敗は忘れてしまうもの
人は他人の失敗は忘れてしまうものなのです。
SNSの情報発信が当たり前になっている中、
政治家や著名人が失言やスキャンダルを報道・拡散され、
辞職や休業に追い込まれる場面を目にすることが増えました。
ネガティブな内容は人々の印象に残りやすく、一気に情報が拡散され、
多くの人に非難されますが、話題の移り変わるスピードも早くなりました。
しかし、マスコミで話題になった政治家や著名人ですら、
時間が空けば再当選したり、復帰をしています。
いずれにしろ、話題になった瞬間ほどの人々の注目は集めなくなっています。
もちろん、相手方があって一方的な迷惑をかけてしまうような失敗は避けなければなりませんが、
失敗に関して、周囲の人々は自分で思うほど重きをおいていないという認識で挑戦するくらいでよいのです。
いかがでしたでしょうか。
日本人の多くが、元々“和をもって尊しとなす”という言葉に
体現されるような“和をなによりも大切にする”思考が強く、
挑戦や失敗がその和を乱すものになると考えがちです。
しかし、仕事で成果を出すこと・新しいものを生み出すことには挑戦と失敗を繰り返さねばなりません。
失敗を成功へのステップ。どんどん失敗していきましょう。
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