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あゝ人材教育!3分ななめ読み

withコロナの激動の時に「不安」な心に飲み込まれないようにするコツ

2020.07.09

新型コロナウィルスの影響によるイレギュラーな状況が続き、自組織のメンバーや自分自身のメンタルヘルス不調が心配な方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。漠然と感じる不安な気持ちに飲み込まれないように、「不安」感に対する対策を考えていきましょう。

「不安」はどのような時に感じるか

「明日の商談が不安で眠れない…」
「来週の商品プレゼンテーションの準備を万全にしたけど不安がつきない…」

様々な場面で人は不安を感じます。どんなに準備を周到に行っても不安がつきない方もいるでしょう。不安な気持ちはどうして生まれてしまうのでしょうか。

それは、「商談を成立させたい」「プレゼンテーションを成功させたい」というゴールを達成したいという思いが強いからこそ、達成できないかもしれない様々な可能性を考えてしまうからです。「明日のテストは評価に関係ないから勉強しなくていい」とゴールを気にせずにいる時には不安は感じないことからも推察できるでしょう。

“不安”という言葉だけを取り上げるとネガティブな印象になりますが、ゴールを達成したいというポジティブなエネルギーに付随するものと考えることができます。

「不安を感じる=私は今ポジティブなのである」と変換して自分を捉えましょう。

不安を感じたら、まずはなぜ不安なのかを考えてみましょう。
「新型コロナウィルスの影響で十分な営業活動ができていないことが不安」であれば、
「新型コロナウィルスの影響があっても営業活動を続けたい」というポジティブな気持ちが自分にある!と考え、不安に押しつぶされないようにします。

そして不安払拭の為の対策を行っていきましょう。
商談に不安があるならば、資料・セールストーク・商品知識…何に不安を感じているか深掘りし、対策を考えます。(資料を確認してもらう・商談の流れをシミュレーションする・上司に同席してもらう…等)

「不安」は連鎖していく

不安はポジティブなエネルギーの反動ですので、不安を感じることは悪い事ではありません。しかし、不安を解消せず抱えたままでは不安な気持ちは連鎖し、自分へのネガティブな影響が大きくなっていきます。

「明日の商談が不安で眠れない…」→「商談を失敗したら上司に怒られる」→「顧客との良好な関係も壊してしまうかもしれない」→「会社に損失を出してしまう」→「会社をクビになってしまうかもしれない」→「今の会社をクビになったらどうしよう」→「来月の家賃が払えないかもしれない」→「もう生活していけない…」

人は考えれば考えるほど、不安が膨らんでいき、時に悲観的な予測をしてしまう可能性もあります。そうなる前に、まずは自分の不安を受け止め、初期消火をするように心がけましょう。

不安を抱えやすい方は、自分自身だけで解決しようと考えてどんどんネガティブな思考のスパイラルに陥ってしまいがちです。「不安を発信し共に解決してもらう」ことも一つの対策なのですが、自ら発信することができないことも多いです。

不安はポジティブなエネルギーから生まれるもの。
不満やグチとも違うので、発信して良いものとも考えましょう。

「不安」と上手く付き合うポイント

極論を言えば、生きている限り不安がなくなることはありません。不安と上手く付き合うポイントを参考にいくつかあげます。

1.まずはやってみる!行動をする!

 不安のスパイラルに陥らないように、行動をしてみましょう。初期消火が重要です。例えば商談の準備を再確認する、シミュレーションをする…など。考え込むよりやってみることです。また、不安の原因がわからなければ誰かに相談するのも良いでしょう。第三者視点での気づきもスパイラルからの脱出の足掛かりになります。

2.不安について書き出してみる

 不安を具体的に書き出し、自身の思考を整理してみましょう。強い不安を感じていると、追い詰められ、正常な判断ができなくなることもあります。何に不安を感じているか書き出し、「解決できること、自分では解決できないこと」・「起きる確率が高いか低いか」等、自分の不安要因を分析してみましょう。書き出し整理してみることで、「大きな問題ではなかった」「同じような事象にばかり不安を感じている」等、自分の状況を客観視することで冷静になることができるでしょう。

3.不安を感じる自分を受け入れる

 「あがり症で商談はいつも緊張する」「滑舌が良くないので話すことが苦手」など、一朝一夕に解決しない不安を抱える人もいるでしょう。解決できないことを悩んでいると不安はどんどん深くなるばかりです。変えられないことは受け入れ、「ありのままの」自分でいることに肯定的になることです。自分らしく振舞えることが不安に対する賢い対処法と言えます。

 

いかがでしたか。

自分自身の不安への対策はもちろんのこと、自組織の方に不安感で悩んでいる方がいたら、不安が生まれる背景とその受け止め方・対策についてオンライン勉強会等を実施して共有してみてはいかがでしょうか。

心の健康が体の健康に繋がり、仕事の成果にも影響してきます。
イレギュラーな状況下だからこそ、こまめなコミュニケーションを取り、皆で不安な気持ちを払拭していきましょう。

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