2022.09.06

ありのままの自分を愛す生き方「ボディポジティブ」

ダイバーシティのプロが呟くアレコレ

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「美しい人」と聞くと、多くの日本人が色白でスラッとした細い体型で、身長が高く、
顔はぱっちり二重で鼻が高く、歯並びが良いひとを思い浮かべるでしょう。

しかし、生きている人全てがこの条件を満たしているわけではありません。

誰しもが少なからずコンプレックスを抱えて生きています。

にもかかわらず、わたしたちはこの条件を大きく外れると、
「ブス」や「デブ」などのマイナスな表現を使って、その人を示すことをします。

少なからず、多くの人の中には外見至上主義(ルッキズム)の意識があると言えます。

外見至上主義とは

外見至上主義(ルッキズム)とは、外見で人を判断することです。

これは特に女性に対して意識が芽生えやすい傾向にあります。

例えば、ドラマや漫画などでも、若くてかわいらしい女性が優遇されている場面を
見たことある人は多いでしょう。

また、現実世界でも採用や昇進などで外見が整っている人が優勢になることがあるのです。

このような背景から、人は美しくあり続けようという意識が必要以上に働き過ぎていることがあります。

標準体型の女性が、美しいと思われるために、食べたいものを我慢しダイエットしている様子は、
まさにその状態と言えるでしょう。

では、わたしたちはずっと周りの目を気にしてありのままに生きることはでいないのでしょうか。

ボディポジティブ運動

ボディポジティブとは、ありのままの体(ボディ)を前向きに愛そうという働きのことです。

痩せている人が美しいといったような価値観ではなく、あらゆるサイズ、体型の人でも、
誰もがポジティブなイメージを持とうという考え方で、欧米を中心に2010年ごろから
SNSで考えが広がり始めました。

近年では、アパレルのマネキンなども細く足の長いものだけでなく、
様々な体型で肌の色も白にとらわれず様々なカラーが使用されるようになってきています。

また、この考えが広がり始めたころは、体型ばかりが議題に上がっていましたが、
最近では、人種やジェンダーの多様性への考えが広がっていることに加え、
身体的特徴例えば障害なども含めて、様々な外見を高肯定する考えが広がっています。

アパレルのネットショッピングサイトでも、身体的な障害がある人を積極的にモデルとして
起用される動きがみられます。

インスタグラムなどのSNSでも、有名なインフルエンサーがふっくらした自身の体型と
美味しいものを食事する写真が、「わたしはわたしが食べたいと思うものを食べる」といった
メッセージと共に投稿され、これに対して、好評の反応がたくさん見られるようになりました。

まとめ

わたしたちは、人の外見でその人自身を判断してしまうことが多々あります。

そのことから、人に見られている意識が高まることで、食事など何かを制限してしまい、
生きることを心から楽しめていないのではありませんか。

どの様な姿でも、自分らしく、ハッピーに生きることができるよう、
自分らしさを今後は追求できる環境をみんなで作っていく必要があります。

 

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