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仕事の合間にほっと息抜きコラム

誰でもマネできる上手なコラムの書き方

2020.07.08

新聞や雑誌などで掲載されているものを見たことがあると思いますが、「コラム」とは書き手自身の分析や意見が反映された記事のことを指します。最近では、信頼度向上やファンの獲得にもつながるなど数多くのメリットがあることから、自社サイトで掲載している企業が増えています。
そのため、もしかしたら業務の一環として作成されている方もいるのではないでしょうか。正解があるわけではないため、「どのように作成すれば良いか」悩んでいる方も多いことでしょう。

今回は今までコラムを書いたことがない人でも簡単にマネできる、上手にコラムを書く方法を「作成前・作成中・作成後」の3つに分けて紹介していきます。

作成前

作成にあたっては事前に内容を考えておくことが大切です。事前に考えていない場合には方向性が定まらず何度も書き直しすることにつながり、余計な手間が掛かってしまいます。作成前に実施すべき点を確認していきましょう。

構成を考えること

コラムは読者に読みやすい内容であることが求められるため、論理的に書かれていることが重要です。論理的な文書を書くためには「型」を使うことが効果的。文書の流れが明確となり、「型」に合わせて書いていくことで論理的な文書を作成することができます。論理的な文書構成の「型」をいくつか列挙しますので、参考にしてみてください。

◇起承転結型
起(導入)」→「承(テーマ概要)」→「転(意見や根拠の提示)」→「結(結論)」

◇序破急型
序(導入)→破(展開、根拠やエピソード)→急(結論)

PREP
Point(結論)→ Reason(根拠/理由)→ Example(具体例)→ Point(結論)

ターゲット / 目的 / タイトル・見出しを決めること

コラムを作成する場合には、「誰に対してどんな内容を書くのか」決まらなければ作成はできません。決めない状態では作成中に主旨がずれ、読者に意図が伝わらない文書となる可能性があります。

本文を書く前には「ターゲット」、「目的」、「タイトル・見出し」を決めましょう。「どういう目的で誰に対してなにを伝えるのか」が明確になることで読者に伝わる文書となります。

さらに、「タイトル・見出し」に具体的な数字を入れたり、問いかけ形式にすることで読者の関心を高めることができます。

情報を集めてから執筆に集中すること

コラム作成時に執筆と情報収集を並行して行った経験がある方もいるのではないでしょうか。2つの作業を繰り返し行えば、集中力は途切れやすくなります。

情報収集を行った後に執筆に注力することで、集中力を維持しながら効率的に作成することができますので、混合して作業を行わないようにするのがオススメです。

また、情報収集をする場合には必要な情報をメモしておきましょう。メモをすることで頭の中が整理され、そのメモをもとに執筆を円滑に進めることができます。

作成中

コラム構成のイメージが固まれば、続いては本文を書いていく段階となります。本文を書いていく上では「読者目線」で書くということが大切です。読者目線で書く際に心掛けたいポイントは、「分かりやすい言葉や表現を使うこと」です。

いくら内容が良いものだとしても、難しい言葉や表現が多い文章だとそもそも読まないという方も多いのではないでしょうか。

以前、あるIT企業の社長あいさつが話題になったことがありました。

"今、IT業界は革命の時代に突入しています。
2000年初頭に起こったパラダイムシフトにより様々なキャズムが取り払われ、各社のコアコンピタンスがコモディティ化された結果、先の見えない不況が我々の眼前に覆いかぶさってきています。LIGは自社の強みでもあるファクトベースにおけるブルーオーシャン戦略、いわゆるボトルネックを排除したベネフィット創出事業にフルコミットする事で、安定的な成長を続けています。"
※株式会社LIG 第8期代表あいさつ より引用

これは意識高い系社長にありがちな挨拶ということで、意図的に作成された文章とのことですが、案外私たちも無意識に同じことをやってしまいがちです。多くの読者に読んでもらえる文書を作成するためには、普段の生活で使われている言葉を選ぶなど、分かりやすく書くことが必要不可欠だということが伝わる例文(名文?)ですね。

作成後

コラム作成後は見直しをすることで、完成度を高めます。見直す際のポイントとしては「誤字脱字がないか」、「前後で矛盾しているポイントはないか」、「不必要な文章はないか」、「わかりにくい箇所はないか」を読み手の立場に立ってチェックしていきます。

しかしながら、慣れないうちは修正すべき箇所がわからない、となるケースがほとんどです。そのような場合には周囲の人にチェックを依頼すると良いでしょう。これにより、客観的な視点で見直すことができます。

今回ご紹介したコツを取り入れて、コラム作成に臨んでみてはいかがでしょうか。

 

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