2016.11.14

フォローアップの神髄(10)~障がい者のフォロー~

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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障がい者の雇用

企業にとって、身体障がい者の雇用は社会的義務です。皆さんの企業は、障がい者に働いてもらうためのフォローアップを行っているでしょうか。教育訓練は、健常者と同じようなタイミングで、機会も提供されているでしょうか。たとえば、聴覚に障がいのある社員に、どのように研修を行っていますか。十分な研修コースは用意されているでしょうか。

障がい者のフォロー

幸いにも、仕事と本人の希望とがうまく調整され働き始めた後、やりがいを感じながらいきいきと仕事ができるようにするには、充分なフォローが必要です。実は、この場合のフォローの本質は、健常者の社員と何ら変わりません。本人の持てる能力と企業側の期待を一致させ、能力を十分に発揮し企業活動に参画する。そして、成果を皆で共有するということ。まさに、今叫ばれている、1億総活躍社会の一端です。障がいのある方とも、この理想の形を目指していくために、一人ひとりに向き合い出来ることを増やしていかなければなりません。社員の数だけ、フォローアップの取り組みがあるといっても過言ではないのです。

そう考えると、社員一人ひとりを見守る現状はどうでしょうか。見て守り、聞いて守るような、社員の能力を維持向上させる補助ができているかを点検し、不具合があれば、仕組みをどのように回すべきかを検討しましょう。そして、思い切って実行すべきです。たとえば、手話ができなくても、今、困っていることは何か、筆談で聞く。聞く場を設ける前に、本人に積極的に申告してもらえる仕組みを作る。というように、いかに、雇用の場を充実したものにしていくか、この取り組みが活発に行われているか否かが、障がいを持つ社員の働き甲斐に直結するのです。

一つの役割に徹する

人事は、社員が充分に役目を果たせる環境をつくり、組織として成果が上がるように支援をしなければなりません。すべての社員が組織への参画に感謝し喜びを分かち合える、そうした風土にしていくことができたら、組織は、愛情に包まれ強くなります。
ぜひ、一人ひとりに向き合い、その人の能力をどのように発揮するのか考えることを制度化していきましょう。

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