ヒップスターゲート

あゝ人材教育!3分ななめ読み

DXの促進に伴う企業内の再教育「リスキリング」とは

2022.07.13

DXが推進されているなか、デジタル人材という言葉が注目されています。DXの推進と並行して推奨されている「リスキリング」についてご存知でしょうか。リスキリングはデジタル人材を育成するのに欠かせないと言われています。

「リスキリング」とは?

リスキリングとは企業側が従業員に対して今後新たに発生する業務に対し、必要なスキルや技術の再開発、再教育を行うことです。

「リスキリング」と「リカレント教育」の違いは?

リスキリングと同様の意味を持つ「リカレント教育」。リスキリングは「企業が従業員にスキルを身につけてもらう」ことが軸となっているのに対し、リカレント教育は「従業員が自らの意思でスキルを身につける」ことが軸となっています。

どちらも新たなスキルや知識の習得ではありますが、リカレント教育は職場を離れての教育が多く、リスキリングは企業内での教育を想定されているのが大きな違いです。

リスキリングが重要視される理由

では、なぜリスキリングが重要となるのでしょうか。

DXの推進によるデジタル人材が必要

DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略称。デジタル技術を活用し、変革・価値の創出・競争力向上を意味しています。AIなどのデジタルを活用しながら業務を行うことで、業務効率のアップや質の向上などの影響をもたらします。そのためデジタルに強い人材が不足している企業では新たにデジタル人材を採用、自社で教育する必要があります。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスの影響により、リモートワークやオンラインでの打合せが主流となり、働き方が大きく変化していきました。このような働き方が定着していくと同時に、既存のやり方では対応しきれず、新たなスキルや方法を身に着けなくてはいけなくなったことも大きな理由です。

リスキリング実施のポイント

従業員のモチベーション

リスキリングは継続して行うことで効果が発揮できるため、いかに従業員のモチベーションを維持できるかがリスリキングを行う上で重要となります。そのためにも対象の従業員に対し、インセンティブの用意、成長を実感させる等の教育を受ける従業員にとってプラスに感じられる働きが必須となります。

社内にマッチしたコンテンツを選ぶ

いくら質の良いコンテンツを利用したとしても、社内の課題解決に必要な要素でなければリスキリング効果に期待ができなくなってしまいます。自社の経営、事業の戦略に基づいてどういったスキルが必要になるのか洗い出し、具体化しておくことでミスマッチを防ぐことができます。

リスキリングでの学習内容は専門性が高い場合が多く、実践的な教育が望まれるため、社内だけで完結する難しいのであれば、専門家や外部に委託することも選択肢に入れると良いでしょう。

まとめ

日々進化し続けるデジタル技術のなかで、デジタル人材の注目度が高まっています。いかに新しい技術を取り入れていくかで今後の企業の拡大領域が変わってきます。新たなスキルの習得には継続して行うことが重要であり、リスキリングの精度を上げることがDX推進の現在を生きていく戦略とも考えられるでしょう。

お気軽にお問い合わせください!月-金/9:00-18:00

お電話でのお問い合わせ 0354650506 メールでのお問い合わせ お問い合わせフォーム