2021.03.18

坂本龍馬の性格と人柄 人たらしと呼ばれた理由

ちょっと勝手に歴史から教訓抽出

シェアする

坂本龍馬と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。幕末を生きた土佐の志士、海援隊の中心人物、薩長同盟を取り持った人。刀を差して立つ、あの写真を思い出す人も多いと思います。

龍馬が短い生涯で多くのことを成し遂げられたのは、立場の違う人たちを次々と味方にしていったからだと言われます。いわゆる人たらしです。この記事では、坂本龍馬がどんな人だったのか、その性格と人柄を整理し、今の仕事にも生かせる人との付き合い方を考えます。

01

坂本龍馬はどんな人か

坂本龍馬は、1836年に土佐藩、今の高知県で生まれました。剣術修行のために江戸へ出たあと、1862年に藩を抜け出し、脱藩浪人として各地を動き回るようになります。

1836

土佐藩の郷士の家に生まれる

1853

江戸で剣術を修行する

1862

土佐藩を脱藩し、勝海舟のもとで学ぶ

1865

長崎で亀山社中を結成する

1866

薩摩藩と長州藩の同盟を取り持つ

1867

海援隊の隊長となる。同じ年、京都で暗殺される

活躍した期間は、脱藩からわずか5年ほどです。その短い間に、敵対していた薩摩と長州を結びつけ、時代を大きく動かしました。

02

坂本龍馬の性格

龍馬が残した手紙や、残された逸話からは、次のような性格が見えてきます。

性格1

おおらかで、細かいことにこだわらない

いつも笑顔で、土佐なまりで話すおおらかな人だったと伝えられています。細かいことは気にしない一方で、周りへの気配りもできる人でした。

性格2

新しいものが好き

ブーツを履き、ピストルを持ち、当時はまだ珍しかった写真にも収まっています。妻のお龍と出かけた霧島への旅は、日本で初めての新婚旅行とも言われます。生涯を一つの土地で終える人が多かった時代に、藩を出て全国を歩いたのも、新しいものへの好奇心があったからでしょう。

性格3

ユーモアがある

龍馬は姉の乙女にたくさんの手紙を書いています。そこには冗談や軽口が多く、日本を今一度せんたくいたし申候、という有名な一文もこうした手紙の中にあります。大きな志を、肩ひじ張らずに語れる人でした。

性格4

知らないことを素直に聞ける

龍馬の言葉として、恥といふことを打ち捨てて世のことは成るべし、が伝わっています。やるべきことを成すには、恥や体面を捨てよという意味です。知らないことがあれば、相手の立場に関係なく教えを請う柔軟さがありました。

性格5

人にどう思われても、自分の道を行く

龍馬の言葉としてよく知られているのが、世の人は我を何とも言はば言へ 我が成す事は我のみぞ知る、です。脱藩して裏切り者と見られても、自分が目指すことを曲げませんでした。

03

人たらしと呼ばれた人柄

龍馬の交友関係は、立場も考え方も違う人たちに広がっていました。幕府の役人だった勝海舟、薩摩の西郷隆盛、長州の木戸孝允。本来なら交わることのない人たちと、龍馬は関係を築いていきます。

勝海舟との出会いには、龍馬は勝を斬るつもりで訪ねたが、話を聞くうちに弟子入りした、という話が伝わっています。勝が後年に語ったもので、どこまで事実かは分かりませんが、敵だと思っていた相手からでも学ぼうとする姿勢がよく表れています。

脱藩したあとも、龍馬は土佐の人たちとの付き合いを続けました。藩から見れば国を捨てた者ですが、のちには土佐藩の後藤象二郎と手を組み、脱藩の罪も許されています。龍馬が人から憎まれにくい人柄だったことがうかがえます。

龍馬が人たらしと呼ばれるのは、話がうまかったからだけではありません。おおらかで笑顔を絶やさない人柄、相手に関心を持ち、知らないことは素直に聞く姿勢。そうした性格が重なって、人を引きつけたのだと考えられます。

04

仕事に生かせる人たらしの極意

龍馬の人との付き合い方は、今の職場でもそのまま生かせます。

1

相手に関心を持つ

人は、自分に関心を向けてくれる相手に好意を持ちやすいものです。相手が何に興味を持ち、何が好きで、何を苦手としているのか。会話の中で質問し、覚えておく。それだけで、あなたに関心があるというメッセージが伝わります。

2

肩書きや立場で人を分けない

龍馬は、幕府の役人とも、敵対する藩の人とも同じように付き合いました。社内外の立場や部署の違いにとらわれず、誰とでも話せる人のところには、自然と情報と人が集まります。

3

知らないことは素直に聞く

年齢や経験を重ねるほど、知らないと言うのは難しくなります。それでも、分からないことを聞ける人は、相手から教える喜びを引き出し、関係を深めていきます。

4

機嫌よくいる

いつもピリピリしている人からは、自然と人が離れていきます。忙しいときほど、表情や声の調子に気を配る。おおらかな人のところに、人は集まります。

補足

今よく知られている龍馬の人物像には、小説やドラマを通じて広まった部分も多く含まれています。逸話の中には、史実かどうか確かめられていないものもあります。

まとめ

坂本龍馬は、おおらかで新しいもの好き、ユーモアがあり、知らないことを素直に聞ける人でした。立場や考え方の違う人たちを味方にできたのは、その性格と人柄があったからだと考えられます。

相手に関心を持つ、立場で人を分けない、知らないことは聞く、機嫌よくいる。どれも、今日から職場で試せることです。

小さなプライドを捨てて、等身大の自分で人と付き合う。人たらしの極意は、案外そんなところにあるのかもしれません。

人材育成でお悩みの方へ、
弊社サービスを活用してみませんか?

あらゆる教育研修に関するご相談を承ります。
お気軽にお問い合わせください。

  • 人材育成サービス
    ビジネスゲーム、階層別研修、テーマ別研修、内製化支援
  • DE&Iサービス
    ダイバーシティ関連の研修・講演・制作および診断ツール
  • まなびスライドサービス
    社内教育の「資料づくり」をゼロにする、PowerPoint教材の提供サービス
  • 教育動画制作サービス
    Eラーニングなど教育向けの動画制作
▲