習慣が10割
2021.02.02
ツイート習慣で人生が変わる
習慣で人生が変わると書くと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
私たちの日常生活、思考・行動パターンの大半は習慣化されたものです。
朝、起きたら顔を洗う
朝食を摂る
歯磨きをする
こうした一連の動作は脳が「よし、やるぞ」と指令を出さなくても
身体が自動的に動いてやってくれます。
この自動的というのが習慣の最も強い武器であり、
習慣さえできてしまえば、強靭な意志力がなくても
理想の人生に近づいていけることでしょう。
しかし、残念ながら私たちは習慣を味方につける術を十分に知りません。
だからこそ勉強が続かない、ダイエットが続かないなどと嘆き、
自分の意志の弱さ、やる気のなさに失望してしまうのです。
一体、どうしたら確実に習慣化させることができるのでしょうか?
今回はその秘密を解き明かしてくれるビジネス書籍をご紹介します。
著者:吉井 雅之
出版社:すばる舎 (2018年11月発売)
要約
◆潜在意識への刷り込み
何度も見聞きする情報は脳に刻みこまれ、
行動・言葉・表情などの反応となって顕在化する
◆習慣で未来を創る
すでに起きてしまった過去は変えられないが、
これからの未来は習慣によって理想を実現させることができる
◆習慣 = 自分との約束を守ること
約束の内容を自分の意志で決めてこそ習慣化の第一歩は始まる
◆脳が楽しいと感じないと続かない
苦痛を伴う体験や学習は長続きしない
習慣化したい行為がワクワクする感情を生み出しているかどうかを見極める
◆うまくいく人、うまくいかない人
両者の分かれ目は船名
うまくいく人は必要があることに接近して、不要なことを回避する
うまくいかない人はこの逆をする
◆「ラク」と「充実」どちらを選ぶ?
目の前の安楽に流されず、充実した人生を送ることを意識すれば。
人間はいつでも何歳からでも成長することができる
◆習慣の作り方
強い思いと繰り返し反復が組み合わさると習慣は作り出される
最初は気負わず、小さいことからやってみる
E氏の私見
2021年、私のプライベートな目標は
「ハイキックができるくらい体を柔らかくする」です。
20代後半から格闘技(ムエタイ)を始めて早5年。
いつまで経っても体が柔らかくなることなく、
せいぜい相手のお腹くらいにしか足が上がらない状態です。
ハイキックができたほうが戦術的にも良いのは間違いないのですが、
それよりもハイキックができる人にただただ憧れがあるのです。
今までは柔軟トレーニングが苦痛で仕方がなく、
ずっと避けていた道なのですが、
今年はステイホームということもあって運動の機会が減ったため、
重い腰を上げて毎日のストレッチを習慣化させることにしました。
本書では「脳が楽しくないと続かない」とありますが、
私にとってストレッチ、柔軟トレーニングは苦痛以外の何物でもありません。
しかし、ハイキックがしたいという思いの強さ、目的はあります。
そこでまずは小さなことから始めることにしました。
具体的にはお風呂上りに簡単な屈伸、前屈をすることに決めて、
一人ではすぐに心が折れるためにスマホのアプリを導入しました。
アプリでは毎日の記録が残り、モチベーション維持に繋がります。
おかげ様で2021年1月は毎日ストレッチを継続することができているので、
着実に習慣化は進んでいるように感じています。
一方で、今日はやらなくてもいいかな。という悪魔のささやきも
まだまだ自分の中にはあるため、完全に習慣になるのはまだ先のようです。
習慣を自由自在に作り出し、コントロールすることができるようになれば、
理想の人生を手に入れることも夢ではないでしょう。
これから先の人生をどう生きるのかは、今の自分にかかっています。
何をやって、何をやらないか。
決めるのは今。
習慣という武器を手に入れて、自分の思い通りの人生を生きたい方は、
ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか。