社会生活を送るにあたって各人に課される集団における立場や責任の範囲。一般に、性、年齢、資質、能力、業績などによって、その内容と範囲が決定される。ビジネスにおいては、経営目標や部門目標に沿って、果たすべき業績や貢献の内容が割り振られる。
①切れた電球を変える
②ウォーターサーバーに新しいボトルを差し込む
これらは、タレントの三村マサカズさんご本人が語る、ご自身の家庭での役割だそうです。
一見、「これだけ?」と思わせますが、
50歳を過ぎたお父さんに、暮らしの上で役割があることは微笑ましく、
お父さんの居場所を確保してきた奥様の“賢さ”をも感じます。
家の在り様によって、お父さん、お母さんの役割は違います。
親から独立をして新たに作る家庭、
家屋敷とともに家業と家訓を引継いだ家庭、
お母さんと3姉妹に囲まれた、男性は一人だけ状態のお父さんがいる家庭。
いかがでしょうか、
試行錯誤して家事を分担する夫婦や、厳格な父親とそれを支える妻、
そして、叱られてばかりの、けれど愛されるお父さん。
ボンヤリと役割イメージが浮かびませんか?
集団の成り立ちと目標は、それを形成する個人の責任範囲と役割に作用します。
すなわち、組織における個人の役割は、
硬軟・高低ある目標を個人に割り振ったものと言えるのです。
とは言え、個人にとって、役割は重くても軽くても心地わるく、
また本人と周囲の間に認識のズレがあっても不幸です。
階層別研修を企画する際に、必ず“役割認識”をねらいの一つとするのには、
こうした背景があります。
ところで、
ハリーポッターシリーズの作者 J・K・ローリングは、
ハーバード大学2008年度卒業式のスピーチで、
「人間はただ存在するだけで他人の人生に触れてしまう」と述べ、
「だからハーバード大卒という特権をもつ皆さんには、他に与える影響力に責任を持ってほしい」と続けました。
ただの人である私も、生きている以上は人の人生に触れてしまうのでしょう。
休日に友人といるときも、会社でふてくされている時も、
人の人生に触れ、その場で与えられた役割を生きています。
人は社会性の動物です。
ゆえに、役割を生きる拠り所にすることがあります。
それは、生きにくさであり、一方で、生きる活力となります。
それぞれの関りと役割。
私、あの子、彼、アイツ、あなた、君
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