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HRD用語【変容的学習】

2019.06.24

【変容的学習】

成人の学習者が新しい知識やスキルを学ぼうとするとき、本人の価値観や物事の見かた、考え方を変えることで身についていくとする理論で、アメリカの成人教育学者である、 ジャック・メジロ―が1970年代後半に提唱した。また、これら価値観等の変容は、外的な刺激においても可能としている。

 

大人が、新しい知識を身につけようとするときには、概ね「目的」があるものです。
入社、転属、結婚(離婚?)、更には趣味や副業etc、その時々によって必要となり、
マニュアルや専門書を開くのではないでしょうか。
もちろん好奇心旺盛で、学ぶことが楽しく、その行為こそが目的となっている方もいらっしゃいます。

 さて、人には歩んできた人生があり、各々に価値観や習慣があります。
時として、学ぶべき事柄は、そうした概念や習慣を見直さなければならない程の
衝撃をもって迫ってくることがあります。

 かつて、Windows95がリリースされ、仕事にe-mailが使われ始めた頃。
この新しいツールを覚えられず、また、覚える気になれず、
結局会社を辞めることになった50代の男性がいました。
e-mailを使えるようになることが業務命令であったため、解雇となったのです。
お客様との個人的な関係に重きを置き、時にはプライベートマネーで接待をして相手の懐に入る、
そんな風に成果を築いてきた方でした。
思うに「パソコン」から伝わってくる合理性と時代感を受け入れることができなかったのでしょう。

 時代とともに先進性もスタンダードも変わっていきます。
大人は、その都度、知識の許容範囲を広げるか、訂正するかしなければなりません。
そのとき、自らを否定するような焦りや鈍い痛みを感じるかもしれません。

 斜に構えることなく柔軟な学習姿勢である人は、その先の成長が期待できますね。
年齢を重ねて学習が日々難しくなるのは、脳の働きが鈍った老化のせいばかりではなく、
人生の長さに比例して堅牢になった価値観や習慣の仕業でもあるのでしょう。

 大人こそ、無理にでも「目的」を持ってマイルストーンを設定しておくのがよさそうです。
価値観の変容は外的刺激によっても可能ですが、自ら呼び起こすことも不可能ではないはずですから。

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