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予測不可能なVUCA時代に、クリティカルシンキングを

2019.08.09

クリティカルシンキングとは

クリティカルとは、直訳すると「危機的・批判的」という意味を持っています。つまり、クリティカルシンキングとは、批判的思考です。しかし、単に物事を批判するという意味ではなく、物事を考察する際に先見の目を持ち、その本質を的確に捉えるということになります。

人が現状を改善し、より良い状態へ成長するには、このクリティカルシンキングが重要になってきます。なぜなら、自己肯定の意思が強い場合、それは現状に満足しており、向上心が欠如している状態と言い換えることができるからです。反対にクリティカルシンキングを行える人であれば向上心があり、ビジネスの場面でも頼り甲斐があるのではないでしょうか。

もちろん、自己肯定感を持ち、自信を持つことは大切です。しかし、過剰になってしまっては的確な状況判断を行うことはできません。ビジネスにおいてはクリティカルシンキングによって現状や過程を的確に見定めることで最終的に良い成果につながっていきます。

KPIやKGIに見るクリティカルシンキング

クリティカルシンキングは、近年ビジネスの現場、特に営業やマーケティングの分野で頻繁に耳にする「KPI・KGI」の考え方にも共通してきます。それぞれ、重要業績評価指標・重要目的達成指標という意味ですが、これは噛み砕くと自分(自社)のゴール設定やゴールに向かうまでのプロセスのことです。これらを成す為にも自分や自社を俯瞰することができるのでクリティカルシンキングは重要になってきます。

また、ビジネスの場面でもプライベートにおいても共通することですが、自己肯定感の過剰な所謂自信家と、物事を俯瞰し的確な判断を行える人であれば、後者の方が、所謂「良い人」と認識されるのではないでしょうか。

ここで、重要なのが単に「良い人」になりなさい。というような単純な意味ではありません。ビジネスでもプライベートでもクリティカルシンキングによって物事を的確に見定めることであくまでも結果的に円滑な人間関係の構築にもつながっていくということです。

世界的な注目を浴びるクリティカルシンキング

クリティカルシンキングの目的は、その時々に合わせ、情報を把握し的確な判断を下すことでもあります。情報化社会と言われて久しい近年は、企業はもちろん個人レベルにおいてまで、それらを取り巻く環境は日進月歩で変化しています。

そんな変化に対応する為にも、経済大国アメリカでは特に注目されており、小学校からクリティカルシンキングを養うための教育が進められています。

また、ダボス会議の存在をご存知でしょうか。これは世界的な企業が加盟する世界経済フォーラムにおける会議のことです。その現場でもクリティカルシンキングは議論の対象となり、今後、重要になるビジネススキルとしても注目されました。

現代は予測不可能なVUCA時代

さらに、現代はVUCA時代と呼ばれています。これはVolatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)から成る造語で、今後の経済状況はもちろん個人キャリアにおいても、予測不可能で、その時々に合わせた対応が必要であるということを示唆させるものになっています。

このような、状況において有用性を発揮するのがクリティカルシンキングなのです。

職場においても転職や副業が当然となり、以前までの企業体との差異を肌で感じているのではないでしょうか。その変化に対応する為にも、クリティカルシンキングによって自分や自社を俯瞰していく必要があります。例えば、企業体であれば先述したKPIやKGIのような目標設定や業務の細分化や、個人キャリアであれば現状に満足することなく、転職によって新たな環境に身を置き個人のスキルを向上させることが1つのクリティカルシンキングでしょう。

クリティカルシンキングを行う為に

クリティカルシンキングを行うには3つの基本姿勢が重要であると言われています。

・目的の明確化

・思考のクセを認識する

・物事の深掘り

理解しやすいように言い換えましたが、以上の3つです。具体的には、物事を検討する際には、それを思考する目的は何なのか明確にしておく必要があるということ。自他共に思考にはクセがあり、人によって前提条件やバックグラウンドに違いがあるということ。安直に答えを出すのではなく、その物事を深掘りし俯瞰して思考すること。この3つの基本姿勢がクリティカルシンキングを行うには重要になってきます。

そうすることで、より物事の本質に気づき、最適解に到達することに繋がります。ビジネスでもプライベートでにおいても、ぜひクリティカルシンキングを活用し現状を俯瞰し、より良い状態へ到達できるようにしていきましょう。

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