仕事とプライベートは一緒??「ワークライフインテグレーション」の考え方
2023.04.10
ツイート働き方改革や新型コロナウイルスの流行から、現在では様々な働き方があり、自分に合ったものを選択しやすい時代となりました。
自分らしい人生を歩むためにワークライフバランスを重視した働き方を意識しているひとが多いと思いますが、「ワークライフインテグレーション」という言葉をご存じでしょうか。
今回の記事では、よりよい人生を歩むために必要な考え方である「ワークライフインテグレーション」を紹介します。
ワークライフインテグレーションとは
ワークライフインテグレーションとは、仕事とプライベートを統合した考え方のことです。
これまでは、仕事とプライベートは相反するものとして考えられていましたが、仕事とプライベートは特にモチベーションやウェルビーイングの面で、相乗効果が生まれ良い循環を生み出すことができる考え方です。そのため、プライベートでの新しい発見が、仕事に繋がるなどの効果を期待することができます。
ワークライフバランスとワークライフインテグレーションの違い
ワークライフバランスとワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートの両立を図るという意味では同じですが、それらの捉え方に大きな違いがあります。
ワークライフバランス
ワークライフバランスは、仕事とプライバートは別々なものとして捉えられ、それら2つは決して交わらないとして考えられます
例えば、子どもとの時間も大切にしたいため、出来るだけ残業はしないなど、プライベートを充実させるために仕事をセーブすると言った偏りが存在していました。
ワークライフインテグレーション
一方で、ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートを別々のものとして捉えられるのではなく、これら2つを一体化させて人生の充実を図る考え方です。
例えば、プライベートが充実しているからこそ、仕事に精がでるなど、これら2つが相乗効果を発揮できる考えのことをワークライフインテグレーションと言います。
現在実現されているワークライフインテグレーション
多くの企業で、「フレックスタイム制」や「リモートワーク」や「時短勤務」など、一人ひとりが働きやすいよう様々な働き方に関する制度が導入されているかと思います。
実はこれらもワークライフインテグレーションの一つであると言えます。
ワークライフインテグレーションのメリット
社員満足度が向上する
ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートが互いに良い影響を与え合っている状態のため、仕事だけでなく人生に対する満足度・充実の向上が期待できます。
そして、この会社にいることで、プライベートも仕事も充実すると社員は認識するため、会社への満足度・貢献意欲も向上が期待できます。
社員のスキルアップ
仕事とプライベートを垣根なく、経験や気づきを活かすことができるため、それらを上手く活用することで自己成長が期待できます。
まとめ
ワークライフインテグレーションとは、仕事とプライベートどちらも充実することで、良い循環を生むことができます。
特に、プライベートでも良い意味で仕事に対する意識を持っているため、そこで得た新しい発見や気づきを仕事に反映させることで、仕事の生産性向上を期待することができます。