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ヘタな人生論よりイソップ物語

2023.04.07

古典や寓話が人生を豊かにしてくれる

古典や寓話は、膨大な時間をかけて蓄積されてきた智慧や教訓が詰まった書籍や物語です。
これらの作品には、人生に役立つ知識や価値観が含まれており、
私たちの人生にポジティブな影響を与えてくれます。

いくつか例を挙げるとするならば、
古典や寓話は、時代や文化にとらわれず、普遍的な価値を持っています。
そのため、どのような人にも共感を呼び起こすことができ、
自分自身の生き方や考え方に役立てることができます。

また、古典や寓話には、人生に役立つ教訓がたくさん含まれています。
自分自身の成長や人間関係の問題について、
より深く理解し、学ぶことができるでしょう。

最近、読んで面白かった一冊がこちら。
物語の裏にある教訓がとても響きました。

タイトル:ヘタな人生論よりイソップ物語
著者:植西 聡
出版社:河出書房新社(2001年5月発売)

イソップ物語とは?

イソップ物語は、古代ギリシャのアイソーポス(英語読みでイソップ)が、
動物たちを登場人物にしたストーリーを集めたものです。

イソップ物語には、全部で数百の物語がありますが、
その全てを作者のイソップがによる創作ではないとされています。
イソップ物語以下に代表的な物語をいくつか見ていきましょう。

ウサギとカメ

ウサギとカメがレースをする話。
ウサギは自分の速さに自信があり、カメに勝つことを過信します。
しかし、途中で疲れて休んでしまい、最終的にカメに勝たれてしまいます。
この物語は、自信過剰にならず、努力を怠らないことが重要である
という教訓が込められています。

アリとキリギリス

アリが夏に食料を準備しているのを見て、キリギリスは遊びに夢中になっていました。
冬になり、キリギリスは食料がなく苦しむことになります。
一方、アリは食料を準備していたため、冬を乗り切ることができました。
この物語は、将来のために準備をすることが重要である
という教訓が込められています。

狼と子羊

狼が子羊を襲おうとしますが、子羊は自分には何の罪もないと言い張ります。
しかし、狼は子羊を攻撃するための口実を見つけ出し、最終的に子羊を襲います。
この物語は、相手を何が何でも悪人にしようと決めた人には、
どんなに正しい言い分も効き目がない、という教訓が込められています。

登場人物が動物たちをモチーフにしているので、可愛らしさがありながら、
その内面には人間の一面が潜んでおり、時にドキッとさせられる描写も出てきます。
多くの作品には人生の教訓が込められており、物語を通して、
子どもから大人まで幅広く学びを得ることができるのが特徴です。

イソップ物語の教育的価値

イソップ物語は、しばしば課題や問題解決に直面した動物たちの物語が出てきます。
読者は、物語の中で主人公たちがどのように問題を解決するかを学ぶことができ、
自分自身が直面する問題に対しても、創造的な解決策を見出すことができます。

また、中には複雑なストーリーや文化的な要素が含まれているものもあります。
物語の内容を理解するために、読解力や理解力を必要とすることから、
思考力の向上が期待できるでしょう。

イソップ物語は、子供のころに絵本で読んだことがあるだけ、
という方も多いと思いますが、大人になって改めて読み返すことで、
また新しい発見や気づきがあるものです、

イソップ物語には、幅広い教育的価値があります。
子供の頃の懐かしい記憶を辿りながら、
今一度、イソップ物語を読んでみては、いかがでしょうか。

 

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