2023.08.14

仕事もプライベートの一部!

ダイバーシティのプロが呟くアレコレ

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ダイバーシティの実現や働き方の見直しとして、ワークライフバランスの向上など働き方改革が推進されています。

最近ではワークライフバランスから発展したワークライフインテグレーションという言葉が注目されていますが、ご存じでしょうか。

今回は、ワークライフインテグレーションとは、導入することでのメリットやデメリットついてご紹介します。

 

ワークライフインテグレーションとは

「ワークライフインテグレーション」とは、ワーク(仕事)とライフ(プライベート)を別々に考えるのではなく、インテグレーション(統合的)に捉え、両方の充実を求める考え方のことです。

現代の働き方やライフスタイルが多様化している中で、社員が仕事とプライベートを柔軟に調整し、満足度の高い生活を送るために必要なものと考えられており、仕事に縛られることなく、家庭や個人の興味・趣味、健康などの側面も充実させることができるようになります。

 

ワークライフバランスとの違い

仕事とプライベートを統合して考えるワークライフインテグレ―ションに対して、ワークライフバランスは仕事と個人の生活を均等に分け、明確な境界をつくることを重要視しています。仕事とプライベートの時間を区別し、適切なバランスを保つことで、疲労やストレスを軽減し、健康的な生活を促進します。

 

取り入れるメリット・デメリット

メリット

・仕事とプライベートの両立がしやすい

プライベートの状況に合わせてリモートワークやワーケーション、フレックス制度など取り入れることにより「仕事のせいでプライベートの時間がなかなか取れない…。」などといったことがなくなり、充実した日々を送ることができるようになります。

プライベートが充実することで仕事へのモチベーションの向上やパフォーマンスが発揮でき、企業への貢献度にもつながるでしょう。

また、社員によって家庭環境やプライベートの状況が異なります。個々に合わせた働き方をすることができるようになることで、キャリアを諦めていた社員も子育てや介護などしながらも継続して働き続けることが可能になるでしょう。

 

・スキルアップを促進できる

自分で仕事の時間を調整できることで、空いた時間をスキルアップに使うことができるようになります。新たなスキルを習得し、自信を深めることで、仕事に向き合うモチベーションも高まります。そして身につけたスキルを仕事に活かすことで、自己肯定感も向上し、家庭にも良い影響を及ぼすことができるでしょう。

 

デメリット

・マネジメントが難しい

仕事とプライベートの境目がなくなることから就業時間や業務量の把握などといった企業側の管理や線引きが難しくなる点があります。

評価制度に関しても、新しい働き方に合わせて変えていかなくてはいけません。

今までと同じ評価では社員の不満や不信感が募っていく可能性があるため、注意が必要です。

組織全体に趣旨を理解してもらう必要があるワークライフインテグレーションは国内での浸透がまだまだされていません。

知っている人が少ないため、趣旨や目的を理解してもらうための教育を始めに行う必要があります。そのうえでこれまでの働き方・考え方との違いや具体的な行動指針を示していいかなくてはいけません。

 

企業に合わせた取り組みを取り入れよう

ワークライフインテグレーションは仕事とプライベートの両方の充実を求める考え方です。

実現させるには組織全体が目的や理解ができていなくてはいけないため、時間がかかるかもしれませんが、一人ひとりがパフォーマンスを十分に発揮し、充実した日々を送れるメリットがあります。

ただ、業務内容によってはワークライフバランスが適している場合もあるため、企業の特徴に合わせて適切な取り組みを行っていきましょう。

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