社内講師(研修内製化担当)の皆さんは、研修の“始まり”と“終わり”について意識したことはありますでしょうか?
ビジネスマナー、ライティング、コミュニケーション、リーダーシップ、ロジカルシンキング…等
受講者が学ぶ内容はそのテーマにより異なります。
しかし、始まりと終わりについては、テーマに関係なく意外と多くの共通点があるのです。
■ 「始まり」パートですること
・研修目的の共有
・自己紹介
・アイスブレイク
これが最初に行うべきことです。研修という通常業務と隔離された空間は、意外なほど緊張するものです。
「どんな研修なのかな?」「仕事(現場)が気になる」「この忙しいときに拘束されるのは辛い」など、
受講者は様々な思惑を抱いて研修に臨みます。
この様々な思惑を一方向に向けて「お、何か楽しそうだな!」「お、意外と学べそうだな!」と
期待を抱かす事が講師の役割です。高く評価される講師は、実はここが絶妙で上手ですよね。
とはいえ、こういったことに不慣れな方であれば、まずはセオリー通りに進行されることをお勧めします。
・研修目的の共有 ⇒そもそも何の為の研修なのか? 研修のゴールはどこなのか? 等
・自己紹介 ⇒氏名、所属部署、研修受講に対する意気込み 等
・アイスブレイク ⇒緊張を和らげる為のワーク。(10分~15分程度の時間を費やし、発声したり体を動かせるワークが望ましい)
なお、アイスブレイクについては、様々な手法が存在しますのでインターネットにて情報検索してみると良いでしょう。
この分野につきましては、今後の記事にて取り上げますのでお楽しみに。
■ 「終わり」パートですること
・学習内容の振り返り
・学習内容を今後にどう活かしていくか(決意表明)
・総まとめ、質疑応答
「終わりよければすべて良し」とはよく言ったものですが、まさにその通りです。
せっかくの学習内容が最後のパートで実際の行動に落とし込めないと、研修効果が薄れてしまいます。
・学習内容の振り返り ⇒個人でじっくりと学びを整理し、その後、グループにて学びについて共有する
・学習内容を今後にどう活かしていくか(決意表明) ⇒貴重な学びを現場とリンクさせ、講師・受講者全員に発表し承認を得る
・総まとめ、質疑応答 ⇒学習内容について不明点や疑問点があればその場で解消し、翌日に持ち越さない
特に「総まとめ、質疑応答」のパートでは、講師の見せ所です。
研修中に受講者の言動を注意深く観察し、現状の受講者の状況を鑑みてポジテイブなコメントで総括することをお勧めいたします。
※受講者一覧や座席表に気づいた点をどんどんメモしていくと、総まとめは勿論、研修報告書作成時に役立ちます。
研修プログラムの“始まり”と“終わり”をデザインし、効果の高い研修を実現してみてはいかがでしょうか。
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