ビジネスにおいてコミュニケーションは職場内だけでなく取引先など、
関わる全ての人に対して円滑に意思疎通を図るための重要なツールです。
コミュニケーション能力を高めることは業務効率を向上させるだけでなく、
営業利益を高めることにも有効的だと言えます。
そんなコミュニケーション能力の一つである、「ストーリーテリング」という手法をご存知でしょうか。
本コラムでは、明日からストーリーテリングを実践できるよう具体的な手法を紹介します。
ストーリーテリングとは
ストーリーテリングとは、話す際に具体的な事例を交えるなど、
ストーリー性を持たせて話をすることです。
ストーリーテリングを活用することで、聞き手に印象を残したいときに有効的と言われています。
そのため、近年ではマーケティングの分野で注目が集まっており、
商品やサービスを消費者の印象に残す手法として用いられています。
例えば、新商品に関する紹介を受けたとき際、
単にデータや事実のみをロジカルに説明されるよりも、
その商品の誕生秘話などが盛り込まれているほうが、記憶に残り、共感しやすいのは、
ストーリーテリングが上手く活用されているからと言えます。
ストーリーテリングのメリット
共感を得やすい
ストーリー性をもって話すことで、聞き手はその話にのめり込み、
無意識のうちに自分と重ねてその話を受け取ります。
具体例が聞き手にとって身近であればあるほど、自分事として捉える可能性が高まり、
その結果、深い共感を得ることができます。
共感を得ることは、相手や紹介している商品を好意的に捉えるため、
新商品を紹介する際に有効的です。
記憶に残りやすい
共感を得るということは、そこに対して好感度が高い状態にあるため、
人の記憶に残りやすいという効果があります。
また、人間の特徴として、単に数字や名前を覚えることよりも、
その際に何か出来事があったほうが記憶に残る傾向にあります。
例えば、歴史の年号「1192(いい国)作ろう鎌倉幕府」などは、
ストーリーテリングの手法が活用されていると言えます。
ストーリーテリングの構成方法
ストーリーテリングはただストーリー調に話すだけでは、効果的とは言えません。
より効果的に相手の印象へ残すための構成方法を紹介します。
ロジカルに組み立てる
ストーリーテリングはロジカルに伝えるよりも、ストーリー性で相手の感情へ訴えかける手法です。
しかし、話の構成はロジカルに組み立てる必要があります。
なぜそのストーリーを用いているのか、話の目的と関連性がなければ、
聞き手の混乱を招く原因になります。
話の組み立て方はロジカルに、分かりやすく聞き手に届けることが重要です。
イメージしやすい具体例を扱う
話をする際の話に扱うストーリーや具体例は、聞き手が想像しやすい内容にすることで、
話にのめり込みやすくなり、共感を得やすくなります。
ストーリーテリングを有効化するためには聞き手の共感を得ることが、
重要となるため相手が聞いた情景を想像できるまで細かく伝えることが必須です。
まとめ
ストーリーテリングは聞き手に印象を残すコミュニケーション手法として有効的です。
そのため、新商品の紹介やプレゼンテーションなどで使われることが多いです。
ぜひストーリーテリングを活用して、
自身のコミュニケーション能力を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
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