ヒップスターゲート

仕事の合間にほっと息抜きコラム

SNS時代におけるセルフコントロール ~FOMOに打ち勝つ!~

2021.02.26

最近話題沸騰中の招待制アプリ

2021年に入り、日本国内でも急激に流行した
米国発のSNSClubhouse(クラブハウス)」。

このアプリの魅力は何といっても
“招待制”であるということでしょうか。

Clubhouseでは、1ユーザーにつき2つの招待枠が与えられており()
新規ユーザーは既存ユーザーに招待してもらわないと参加できない、
という仕組みになっています。
※一部条件を達成すると、招待枠が増加するとのこと

ここが今までのTwitterInstgramとは大きく異なる部分で、
自分の周りにClubhouseユーザーがいない人、もしくは招待枠をもらえなかった人たちは、
何としても招待枠を手にするために、SNS上で「招待枠余っています」と投稿している人たちに対し
手あたり次第声をかけたり、さらにはフリマアプリで招待枠を購入していたりと、
なんともすごい光景を目の当たりにしました。

その他にも、最近では「Dispo」という写真SNS
Basic.Space」というショッピングプラットフォームなど、
多くのサービスで招待制が導入されており、
今後もこの流行は続くのではないかと思います。

では、招待制の何がそんなに魅力的なのかというと
おそらく以下の2点ではないでしょうか。

① ユーザーの質がある程度担保される

② ユーザーであるということが、一つのステータスになる

さらに、これは現状Clubhouseのみですが
アプリ内で得た情報の外部流出を禁止しているということもあり、
(もちろんアーカイブなども残りません)
リアルタイムで参加していた自分たちしか知らない、
その他の人たちは知り得ない情報を自分たちは持っている、
という優越感も多少はあるのかと思います。

しかし、これが“FOMO”を引き起こす大きな原因になっているのです。

FOMOとは?

FOMOフォーモ」とは「Fear of Missing Out」の略語で、
「見逃したり取り残されたりすることへの不安」を表す言葉です。

SNSの発達は、気軽に他人の生活を覗けるというメリットがある反面、
自分との比較で劣等感や疎外感を感じやすくなってしまう、
というデメリットもあります。

特に若い方にありがちですが、
休日にどこにも出かけず、家にいる時、
「自分以外の友人はどこかで集まっているのでは?」という孤独感や
「周りの会話についていけるようにSNSをチェックしておかないと」という切迫感に
苛まれる瞬間があったりしませんか?

そんな背景もあり、常にSNSから目が離せないと
SNS中毒に陥る方も数多くいます。

また現代は情報化社会などと呼ばれ、様々な情報が溢れかえっているため、
「より有益かつ刺激的な情報がまだどこかに眠っているかもしれない。」
そんな焦りにも近い想いから、必要以上に情報をインプットしようとしがちです。

このように、あれもこれもの状態は精神的に良いとは言えません。

FOMOに打ち勝つ!JOMOの考え方

JOMO=ジョーモ」とは「Joy of Missing Out」の略語で、
直訳すると「取り残されることの喜び」となります。

要するに、他者比較による劣等感や
情報を取り逃してしまうことに対する不安から解放されて、
自分の本当にやりたいことに時間を費やそう!ということです。

例えば、オシャレな部屋の写真を友人がSNSにアップロードしていた、としましょう。
もちろん、「うわ~おしゃれだな」と思うまでは全く問題ないです。
むしろ、思ってください()

でも、自分と比較する必要は一切ありません。

だって、カメラに映ってない場所は汚いかもしれませんよ?
その写真を撮るためだけに、何時間もかけて掃除したのかもしれませんよ?

「でも、毎日のようにそんな写真がアップロードされているから、、。」

筆者もそういう風に思っていた時期があったので、その気持ちはよく分かります。

でも、そういった投稿をしている方たちは
意外と必死になって毎日ネタ探しをしていたりするわけです。

ネタ詰まりや撮影準備で大変なこともあるでしょうが、
その写真に「いいね」やコメントがつくのを見るのが、
その方たちにとってのやりがいだったりするわけです。

「キラキラした生活を送れているから」ではなく
「自分のやりがいとはなにか?」、「自分はどんなことを嬉しいと感じるか?」
が理解できているから、その方たちは”幸せ”です。

あくまで「人は人、自分は自分」ということです。
あなたにも、あなただけの幸せが必ずありますので
それを見つけることから始めてみましょう!

それでもどうにもならなくて、、、という方には
デジタルデトックスをオススメします。

データ通信やアプリの通知をオフにする、
またはパソコンやスマホを持たずに過ごすなど
物理的に情報から遠ざかるという最終手段です。

もし、これによって自分がスマートフォンやSNSに
どれだけ時間を費やしているかを知ることができれば、
「その時間を使って新しいことにチャレンジしてみよう!」
とも思えるかもしれませんので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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