セルフイメージ力を高めて、理想の人生を歩もう
2022.03.07
ツイートわたしたち人間は、セルフイメージに合った思考や選択、行動を無意識のうちにしています。そのため、セルフイメージが高いと理想を実現できる選択や行動ができ、輝かしい人生を送ることができるのです。
セルフイメージとは
セルフイメージとは、自分について抱いているイメージ、自己認識、自分への思い込みのことです。
例えば「私は元気なことだけが取り柄」や「私は緊張しい」などです。
とても残念なことに、セルフイメージが低いと人は自分の力を発揮することができません。反対に、セルフイメージが高いと自身の力を最大限に発揮することができるのです。そのため、心豊かに人生を歩むためにはセルフイメージを高めることが重要となります。
セルフイメージと自己肯定感の関係性
セルフイメージと自己肯定はとても密接な関係にあります。
オーストラリアの心理学者であるアドラーによると「セルフイメージが低いことに気づき、セルフイメージを見直し、変容することができれば、自己肯定感を高めることができる」と言います。
自己肯定感…自分には価値があると思える事
セルフイメージ…ある領域(分野)に対し自分には価値があると思える事
例えば、現在の収入は低いけれど、自己肯定感が高い人は「自分には価値がある」と思えます。これに加え、無意識のうちに「自分は高い収入を得ることができる」と思えているかどうかはセルフイメージ(=自分はこうあって当然だ)次第なのです。
どのようにセルフイメージが作られるのか
セルフイメージは5つの要因から作られると言われています。
「教育」「環境」「常識」「経験」「学習」
例えば、学校のテストで成績がよいと、「自分は頭のいいタイプなんだ」や発表など大勢の前で話す際、いつも緊張してお腹が痛くなる経験が多いと「わたしは緊張しいタイプだ」と言った環境や経験など5つの要因からセルフイメージが作られるのです。
セルフイメージは書き換えることが可能
わたしたち人間は、セルフイメージに合った思考や選択、行動を無意識のうちにしています。セルフイメージは5つの要因から作られるものですが、それと同時に私たちは無意識のうちにセルフイメージに合わせた行動や選択をしてしまっているのです。
例えば、「自分は大事なプレゼンでいつも失敗する」といったセルフイメージがあるとします。そうすると、失敗を避けようと過度な回避行動をしてしまい本来のパフォーマンスが発揮できていないことが、本人の自覚なく起こっているケースが多いのです。
セルフイメージの書き換え方
セルフイメージの書き換え方は、「イメージトレーニングをすること」です。
イメージトレーニングに関する1つ有名な実験(オーストラリアの心理学者アラン・リチャードによるバスケットボールの実験)をご紹介します。
実験に参加した選手を3つのグループに分け、フリースローの能力を測定し、それぞれのグループ毎に次の様な指示を出しました。
Aグループ…1日20分のフリースローの練習
Bグループ…フリースローの練習をしない
Cグループ…1日20分のイメージトレーニング
そして20日後に、再度フリースローの能力を測定したところ下記のような結果となりました。
Aグループ…フリースローの能力が24%上昇
Bグループ…フリースローの能力に変化なし
Cグループ…フリースローの能力が23%上昇
実際に練習したグループとイメージトレーニングだけのグループでは上昇に大きな差がなかったのです。このように、イメージトレーニングをすることで成功体験を積み重ねる事で、ポジティブな感情となり、セルフイメージを高める事ができるのです。
まとめ
セルフイメージが高いと私たち人間は自身の力を最大限に発揮することができ、理想を実現できる力が高まります。セルフイメージを高めるために、日々成功体験を想像することを心がけましょう。